「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」
造形リトミック教育研究所 玉野摩知佳
*楽しいからのパートナー
*新しく知るからのパートナー
*ちょっと簡単からのパートナー
おはようございます。造形リトミック教育研究所の玉野 摩知佳です。
教室の親御さんへの年度末のアンケートから、各ご家庭で親御さんが現在抱えていらっしゃる問題や課題を知ることができました(ご協力ありがとうございました)。その親御さんからのご希望になるべくお応えできるように、毎月新たなチャレンジとしてテーマを設定しています。
10月のテーマは「身近なテクノロジー」、その中でも「家庭の中のテクノロジー=家電」です。今月は「家電と家具の区別がつかない」というご報告に応えて、テーマに「家電」を選びました。
アプローチとしての着目は、両者の違い。(例外はありますが)電気で動いているものか、否か。即ち、コンセントにつながっているか、否かです。従って、今回はコンセントの付いている家電を中心に素材を用意しました。
造形リトミックでは、楽しみながら描くことで、まず興味を持たせるところから始めます。造形リトミック・メソードの中の歌唱造形(無限に変わる絵かき歌)、これは1960年代に父の代に発表し、それ以降、親子で40数年にわたって作り続けてきましたので、すでに500曲を超え1,000曲に向かっています。
今月はその中から、「テレビ、冷蔵庫、洗濯機、クーラー、携帯電話・・・・」を。携帯電話はちょっと家電とは異なるかもしれませんが、やはりコンセントに差し込むものということで、「携帯電話」も加えました。
また、「家電」とは別ですが、秋ということで「お月見」「秋の七草」などを新しく発表しました。「家電」のように、形態を学び、用途や技術を学ぶテーマもあれば、このように季節やその行事、慣習に触れ季節を楽しむといったテーマもあります。いずれにしてもテーマによる学習は、一人ひとりの生活を生き生きと楽しくさせたいという気持ちから始めました。
なお、「カタカナの書字の歌」が前月の書字シリーズの一環として加わっています。
私たちは、歌という身近なものを活用して、楽しく、やさしく、ちょっとから、だれもができるということを願っております。父の願いは、「10000人に一人の天才のためでなく、残りの9999人を落とさないメソード」でした。なかなか高いハードルですが、この目標に限りなくアプローチしてきたいと思っています。
* 写真はたまたま見つけた雲です。何に見えるでしょうか? 感じ方は様々だと
思います。私は、「ブダイ」「ドラゴンの頭」「新幹線の先頭」・・です。
「ちょっとから楽しむ!」ことで、個性と可能性を広げることが願いです。
info@zoukei-rythmique.jp 造形リトミック教育研究所
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