4133.~モデリング~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「ジャンジャン持ってきて!」(7月18日)
おはようございます。 所沢教室の佐藤です。
Kくんとの授業では、毎回割り算を行っています。
商の立て直しを考えなくてもよい問題は、
「ジャンジャン持ってきて!」と、やる気満々でスラスラと解くことができます。
けれども、立て直しが必要な問題になると、それが分かった途端に、
「あ~これやりたくない!」としり込みしてしまい、取り組むこと自体が難しくなっていました。
そこで、講師が、
「えーと、この商ではダメだから・・・」と試行錯誤しながら解いていくところを見せていくことにしました。
回を経るごとにだんだん、Kくんも参加して一緒に考えていけるようになっていきました。
最近では、自分で鉛筆を持って講師と同じ問題に取り組むようになり、
時には先読みして商を立てられるようになってきています。
自信を持って、
「ジャンジャン持ってきて!」と言えるようになるまでもう一息。
頑張りましょう。
◇ワンポイント・メッセージ
分かれば、やる気が出る。分かりやすいですね。みんな、そうです。Kくんが尻込みしてしまった時に、Kくんに“取り組むように”促すのではなく、さりげなく講師が解くところを見せる、しかも考え方を言葉にしながら。とても良い進め方でしたね。モデリングをしている時、見ている生徒さんの中でも、そのように脳が働きます。見ているだけでも脳は働き、学習しているのです。しかもその時は、“自分が解かなくては”というプレッシャーが無いので、安心して学習することができます。Kくん、もう一息とのこと。頑張ってくださいね!