2906.~生活の中で数を~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。
・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
~今日のElephasブログ:「気持ちが動く」(8月6日)~
おはようございます。所沢教室の榎戸です。
工作が大好きなTくん。何を作るのかを前の授業で決めてあるため「○○をつくりまーす」と言いながら着席します。
授業の始めに作成するスケジュール表に、いつものように「1」の欄に「あいうえお」と講師が書いたところで、「2」の欄には、「ぼくが書くね」と言って「こうさく」と上手に記入することが出来ました。いきなり4文字の単語が書けたことにびっくりでした。
いつも3番目の工作ですが、少しでも早くやりたかったようです。この日はエビを作る約束をしていました。「お友達を作ってきた」とヤドカリを持ってきたTくん。前日から楽しみにしていたエビを早く作るためには「2番目に自分で書けばいい」と思ったようです。
気持ちが動くことが 何よりの成果を生み出すことを再確認した一コマでした。
◇ワンポイント・メッセージ◇
Tくん、とっても意欲的ですね。
先週から楽しみにしていたとの「えびの工作」。“早くやりたいから授業プログラムの順番を変えちゃおう!”と、なかなか知恵を使いましたね。
小学校入学して1学期に学ぶ順序数。「〇〇ばんめ」の指導に時間と工夫を要することがありますが、その点、Tくんは順序数を自然に体得、感得でいているようです。
生活の中での生きた数理解。やがて就学してからも、楽しく算数の学習ができそうですね。