3673.~理解する~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「漢検合格、どんどん意欲的に!」(1月28日)
おはようございます。Elephas西国分寺教室の丸山です。
Sくんは漢字検定10級に合格してから、どんどん意欲的に学習に取り組んでいます。
将来は就業技術科、職能開発科に合格できるよう、今から準備を始めています。
毎回必ず授業の開始時にアナログ時計を確認します、
「今6時です。7時まではあと何分?」、「1時間! 1時間は60分!」。
一段落すると残り時間を確認、色付きの円でも見られるようにしました。
時間が経つほど、小さな扇形になっていきます。
6時35分の時には、
「今35分です。10分後にはこの漢字の練習が終わっていますよ」と声掛けすると、
「あと10分だから…45分?」と確認するようになりました。
先日、Sくんが、
「先生、30分後って“反対側”じゃない?」と言いました。
学習が終わるときには、
「もう1時間たっちゃったね」と、いい表情です。
「漢字も見て?自慢したい」と言って見せてくれたのは、「鬼」、「全集中」の漢字。
時計だけでなく、漢字も、単位も、また作文も、楽しく取り組んでいきたいと思います。
◇ワンポイント・メッセージ
都立特別支援学校高等部就業技術科、職能開発科、2021年度入学検査は倍率が高く、学校によっては2倍という難関を越えての合格となりました。合格を確実にするためには、ますます十分な対策が必要になってきています。問題に慣れておく、とにかく暗記しておく、というだけでなく、実質的に“理解できていること”を目指していきましょう。Sくんのように実践的に、体感をもって、繰り返し学習してくことはとても有効です。知識は作業的に獲得することによって、記憶への定着と理解度が高まります。