発達障害・知的障害の生徒様の個性と可能性を伸ばす

446.生活表でゆとりを捻出

446.生活表でゆとりを捻出
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック教育研究所

 中学3年生になった生徒さんと、1週間の生活表を作りました。学校からの帰宅時間に始まって、休憩・宿題・夕食・勉強・お風呂・就寝、の時間を曜日ごとに設定しました。

 課外活動のある金曜日以外は、毎日勉強時間が3時間取れます。夕食やお風呂の他に自由時間(休憩)も2時間から3時間も取れます。はじめは勉強時間が2.5時間という本人の予定でしたが、交渉で3時間となりました。

 大枠で、そのうち2時間は学校の予習・復習、もう1時間は受験のための学校所定の問題集に当てることとしました。この1週間は、1時間で問題集をどのくらいこなせるか、およその分量を把握することとします。
 
 土日の使い方も大切です。理科と社会の学習は、土曜に2時間ずつ取れることがわかりました。日曜日は夕食以降のみ学習時間を定めて、朝から夕方まではフリーにしてあります。1週間の調整が効くように、また時には戸外での気分転換も必要でしょう。

 毎日の学習時間を4時間取れればとも思いますが、本人が納得して打ち出した生活スタイルです。3時間でもそれをフルに生かせればと思います。

 生活表で、時間配分を視覚化にしたことによって、学習時間だけでなく、自由時間が明確に見えてきたことが大きなメリットです。

 こちらの立場からしても、思ったよりゆとりがあることにほっとしています。無理なく、息切れせずに長続きできるよう、多少修正も加えながら学習を進めていきましょう。




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造形リトミック研究所
>>発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/

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