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発達障害・知的障害の生徒様の個性と可能性を伸ばす

25.指導のポイント(8)

25.指導のポイント(8)「記録は常に破られる?」

「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」
 造形リトミック教育研究所 玉野摩知佳 

*楽しいからのパートナー
*新しく知るからのパートナー
*ちょっと簡単からのパートナー  

 おはようございます。造形リトミック教育研究所の玉野 摩知佳です。

 今の方法が最高ではありません。常に新しいものにトライし、超えていくことが求められています。

 コンピュータなどまだなかった30年以上前、私は中学生でした。その頃は手動のタイプライターを打っていました。当時はこのような機械を扱うのはは早くて中学生ぐらいからで、小さな子どもが使うことはまず考えられませんでした。

 しかし現在はタイプソフトなどの開発により、五歳ぐらいの子どもでもコンピューターのキーボードでブラインドタイプをします。こんなことも、決して珍しいことではなくなりました。

 オリンピックで記録がどんどん更新されるように、テクノロジーも次々にこれまでの壁を乗り越えて行っています。それによって社会もどんどん変わってきています。

 療育者も、それに伴って積極的に革新的なものに取り組んでいかなくてはなりません。
 
 今や、電子マネーで交通機関を利用し、また買い物をする時代となりました。かつてのお金の学習と今の学習とでは、当然違いがこなくてはなりません。これまでのように、お金の種類を知り、お金を財布から取り出す学習はほとんど不要になってきます。それよりも、お金(金額)の多少や価値を知ることが学習の中心になってくるでしょう。

 何よりも良いことは、これまでは自立した買い物は難しいと思われていた人たちにも買い物のチャンスや楽しみが広がるということです。

 買い物に行く、新しくできたお店を覗いてみる、自分の好きなものを選んで買う、買う楽しみを知る、お土産を買う、誰かにプレゼントする、・・・いろいろな楽しみが出てきます。生活自体に、張りが出てくるでしょう。

  大切なことは、楽しむことです。こんな青年がいます。幼児期から造形リトミック研究所に通っているダウン症の青年ですが、今は成人して社会参加しています。当時の常識からすると、彼が携帯電話を使いこなすようになるということは
おそらく考えられなかったでしょう。

 しかしこの青年は携帯電話が大好きなので、いえ携帯電話が彼の生活の必需品になっているので、時間さえあれば自発的に操作しています。特に天気予報が非常に気になるので、一日に何度も天気予報を携帯電話で確認します。友達や知人の住所や情報も携帯電話に入っていて、折に触れ適切に利用しています。メールや写メール、インターネット・・・携帯電話に関しては、私よりもはるかに詳しいのです。

 もちろんパソコンやSuicaも、クーポン券も貯まったポイントも使いこなしています。彼の生き生きと、楽しく張りのある生活は、教室の彼に続く生徒さん達の目標です。

 「楽しむ」という力は、本当に一人一人の可能性を大きく広げていきますし、日々進歩していくテクノロジーはそれを適切に用いれば、より多くの人たちの夢を少しずつ実現させる力となります。

 *写真:昨日、埼玉県大宮市にある鉄道博物館にいってきました。サプライズです!!すごいです!!中央になんとターンテーブルがあるではないですか!中央にある蒸気機関車(C57:3つの動輪がデカイ!びっくり!大きな汽笛も良かったです!)と周囲の歴代の電車が語り合っているようでした。神田にあった旧交通博物館からは大きく変わりました。年間フリーパスは大人3000円、小中高生1500円、幼児600円、目玉です!!日曜日で混んでいましたが、童心にかえって楽しめました。1日で見るには特盛りでした。また、行きます!!

info@zoukei-rythmique.jp  造形リトミック教育研究所
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