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発達障害・知的障害の生徒様の個性と可能性を伸ばす

489.カタツムリの飼育も生かして

489.カタツムリの飼育も生かして
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 飼育を始めたカタツムリが1週間の間に死んでしまった、・・・という生徒さんがいました。実は、このカタツムリもこの時季に2匹目のカタツムリだったのです。

 講師の皆さん、生徒さんからこんな事情を聞いたらどうしますか?なんて言ってあげますか?

 別に正解があるわけではありません。
 でも、ただ「そう、残念だったね」で終わらせたくないように思います。

 生徒さん自身が、もう一度飼育する気持ちになれるのなら、もう一度飼わせてあげたいな、と思います。本当に死んでしまったのかな?とも思います。もしかしたら、湿り気がなくなって殻の中に閉じこもっているだけかもしれません。適度な湿り気とエサがあれば、カタツムリは比較的飼育しやすい生き物だと思いますが。

 親御さんもお忙しいでしょうから、簡単に飼う方法を工夫しましょう。

 下に土を敷いたほうが、かえって虫かごが汚れないようです。
 土を敷いた虫かごを2つ用意しておいて、交互に使います。
 
 カタツムリが入っているまま掃除をするのは大変ですから、掃除のときは土を入れた別の虫かごに ①新しいえさを入れ、②そこにカタツムリを移します。③そして、軽く霧を拭いてあげます。そこまでが、お子さんの仕事です。

 使った虫かごの掃除は、親御さんが手っ取り早くなさったら良いでしょう。難しい仕事をはじめからお子さんにやらせようとすると、親御さんもお子さんも負担になってしまいます。

 全部やらせようとしないこと!
 汚いことは親がやる、なんていうふうだと躾にならない、なんて思わないこと、です!

 まず、きれいな虫かごの中で気持ちよさそうにカタツムリが動き、おいしそうにえさを食べる様子を楽しませてあげましょう。
 そして、自分が世話をして、大切にすることを体験させてあげましょう。カタツムリをかわいがる気持ちが育つといいですね。社会性の発達も案外そんなところにあります。

 飼育を通して、親子で親しみのある良い時間を持ちましょう。学習への親子での取り組みのきっかけも案外そんなところにあります。

 この生徒さん、小学校に入って、これまでの保育園生活とは勝手が変わってしっくり行かない気持ちをほぐしてあげたいと思います。カタツムリが、案外そのきっかけとなるようにも思います。



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造形リトミック研究所
>>発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/

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