発達障害・知的障害の生徒様の個性と可能性を伸ばす

45.どんな時に楽しいか?(1)「わかる」:学習態勢を作る

45.どんな時に楽しいか?(1)「わかる」:学習態勢を作る

「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」
  造形リトミック教育研究所  

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 おはようございます。造形リトミック教育研究所の玉野 摩知佳です。

 学習、「わかる」ためにはその妨げになっている要素を書き出してひとつずつクリアしていきましょう。

 いつ?どこで?どのくらい?という、学習の体制作りについて昨日は考えました。今日は、学習に取り組む本人の態勢の問題です。学習態勢。

 机に向かっていても気持ちは他所に、ということがあります。気持ちを学習に向けさせるためには、まず形(姿勢)から入っていきましょう。といっても、「背中を伸ばしなさい!」と叱り付けるのではありません。

 椅子はきちんと引けているでしょうか。椅子の高さは調整されているでしょうか。その上で、「背中を伸ばしましょう」と促します。「背中を伸ばす」「良い姿勢をとる」という意識を育てていくことは大切です。毎日の積み重ねで、姿勢を保持する神経の働きと筋肉の働きを少しずつ高め、活性化することができるからです。

 ただこの姿勢も、その子どものできる形、一番学習に取り組みやすく楽な姿勢でよいのです。特にハンディを持つ子どもの場合は身体的問題(筋緊張、筋力、側湾症・・・)に配慮しなくてはなりません。姿勢の保持ばかりに意識を使わせてしまっては、学習どころではなくなってしまいますから。

 さて、体の態勢がとれたら、今度は意識の態勢です。(あしたにつづく)
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