「美術的に正しい」仏像の見方 -30歳からの仏像鑑賞入門- (ワニブックスPLUS新書) | |
布施 英利 | |
ワニブックス |
若い頃には興味がないが、なぜか30歳を過ぎたあたりから、仏像を好きになる人が多い。その仏像の魅力と見方を、古今東西の美術に精通した美術解剖学者の著者が面白く、わかりやすくガイドする。第1章では奈良、京都、関東、韓国、インド東北の仏像を訪ね、来歴や特徴を紹介。第2章では飛鳥時代の仏像の誕生から、江戸時代での終焉までを歴史的にひも解く。仏像の魅力とは何か?なぜ齢を重ねると、人は仏像が好きになるのか?本書には、その答えがある。
「美術的に正しい」ってところが気に入らないんだけど、表紙の写真が蟹満寺の国宝釈迦如来像だったのが気に入った一冊です(笑)もう半年ほど前にでたものですが、やっと先日読み終えました。
紹介される仏像がどれもこれも好きなモノばかり・・・特に第一章「あの仏像はどこにある?」では奈良や京都の国宝仏像の初心者向けガイドブックになっています。これから仏像でも見て回ろうかな?なんて人には最適のガイドブックです。
どういう仏像が紹介されているかというと
興福寺の「阿修羅像」「金剛力士像」、東大寺「金剛力士立像・吽形」「金剛力士立像・阿形」、薬師寺「聖観音像」、法隆寺「釈迦三尊像」「四天王立像」「百済観音像」、聖林寺「十一面観音菩薩像」と室生寺「十一面観音像」。観音寺「十一面観音像」、蟹満寺「釈迦如来坐像」、浄瑠璃寺「薬師如来坐像」、東寺の仏像群「立体曼荼羅」、三十三間堂「婆藪仙人像」
もちろんもっともっと仏像はあるわけで、とりあえずこういう本で仏像と出会い、そしてそれぞれの一番好きな仏像を決めればいいと思います。
私ですか?(笑)
やっぱ中宮寺の如意輪観音かなぁ(笑)
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