極私的映画論+α

+αは・・・日記です(^^;
最近はすっかり+αばかりになってしまいました(笑)

ボディ・ダブル (1984) BODY DOUBLE 114分

2006-07-23 18:47:59 | なつかシネマ
 ハリウッドの豪邸に住む美女を覗き見していた売れない役者は彼女の周囲に奇怪な男が出没する事を知り助けようとするが、彼には閉所恐怖症というハンデがあった……。

 DVD ★★★★

 もうね・・・デ・パルマ監督の真骨頂って作品だと思います。知的なエログロっていうか・・・大笑いしちゃいます(^^;

 ヒッチコックの「裏窓」と「めまい」にオマージュをささげた作品・・・いや、むしろ「パロディ」って言い切ってもいいかもしれませんが、私、この作品大好きなんです(^^;

 まずはその題名・・・
「ボディダブル」もしくは「ダブル」って単語は映画業界で「吹き替え」のことを言うんです。映画のラストシーン・・・まるで自作「殺しのドレス」のネタバレをするようなシーンが出てくるのですが、ようするに、「ヌードシーン」のみ、主演女優に代わって肌を見せてくれる人のことを「ダブル」っていうんですね。日本語の場合「吹き替え」って言えば、英語のセリフを日本語に・・・ってイメージが先行するので、ちょっとややこしいですが、アクションシーンやラブシーンなどの「代役」のことを「ダブル(吹き替え)」って言うわけです。この題名が、もろこの映画の「オチ」なのに、なんてまあ大胆な題名をつけたことでしょう(笑)

 主人公が映画業界の人なので、この「ダブル」の裏側や、スタジオでのいろいろなマニアックな場面を見ることが出来るのもこの映画の楽しいところです。

 あとは・・・なんと言ってもアントニオ・バンデラスの嫁さんの若かりし頃のヌードが見られるのも(笑)
 メラニー・グリフィスのことなんだけど、私の世代ではバンデラスよりももちろんビッグネームだったんだけどなぁ(^^;もうすこしオールドファンなら、ヒッチコックの「鳥」「マーニー」に主演したブロンド美女ティッピー・ヘドレンの娘って言った方が感慨深いかもしれませんね。

 下品でセクシィでスリリングで笑えちゃうこの映画・・・
見たことのない人にはお勧めします(^^;

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