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映画産業が急成長する中、量産されるサイレント映画が莫大な富を生み出していた1920年代のハリウッド。毎晩のように開かれる豪華なパーティの主役は、サイレント映画の大スター、ジャック・コンラッド。そんな贅を尽くした規格外のパーティに潜り込んだのは、映画スターを夢見る怖いもの知らずの新進女優のネリー。彼女はそこで映画製作を夢見るメキシコ移民の青年マニーと出会い意気投合。ネリーが映画関係者の目に留まりハリウッドデビューのチャンスを掴む一方、マニーもジャックに気に入られ、彼の助手に抜擢され、晴れて憧れの世界に足を踏み入れていくのだったが…。
映画館 ★★★☆
スケベーなシーンは私はお下劣だとは思いませんが、上や下の前後からいろんなものが出るシーンが何箇所も合ったので・・・☆ひとつ減らしました。最初にこれを書いておかないと、これから見に行く人に、まずは「注意書き」を(笑)
正直、冒頭の象のシーンや、上品なパーティでのあのシーンなどは物語に全く関係なく、その分数分は短くなったと思うし、もちろん監督のこだわりなのでしょうけど、あのシーンがなかったらなぁと思う人も少なくはないと思います。最初に書いたように、エロいシーンは私は嫌ではありません(爆)
サイレントからトーキーに変わる頃のハリウッドの黄金期を描いた作品で、この映画で描かれている「現在ではありえない」シーンの数々は本当にあったと思います。酒池肉林パーティを含めて(笑)あんな高台にどうやって水道を引いたかなど、無粋なことは言いません(汗)
映画と映画産業に対する愛と憎しみに溢れていて、おそらくドラッグ付や借金っで亡くなった(殺された?)人も多かったでしょうし、撮影時の事故で亡くなった方も多かったでしょう。もちろんこれらはなにも100年前だからって話ではなく、現代でもハリウッドでも日本でもある事件事故です。
しかし、私のような映画好きに取ってはたまらなくいい映画でした。。。しつこいようですが「お下劣シーン」さえなければなぁ。
ネタバレにはなりますが、30数年前の名作「ニュー・シネマ・パラダイス」のラストシーンはとても素晴らしく感動的なものでしたが、あのシーンにオマージュを捧げたようなシーンがラス前に出てきます。過去の綺羅星のような名作のワンシーンが数秒づつたくさん出てきます。これはWOWOWなどでの放送時に録画しておいて、コマ送りで題名をチェックしたくなります。
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