極私的映画論+α

+αは・・・日記です(^^;
最近はすっかり+αばかりになってしまいました(笑)

裏窓 (午前十時の映画祭)

2010-03-07 08:18:32 | ヒッチコック大好き♪
 名作の誉れ高い50本の映画を午前十時から1回(作品や劇場によって2回)1週間上映で1年間かけて上映するという映画ファンにとってはたまらない企画が2月から行われています。大阪では残念なことにTOHOシネマズなんばでしか行われていないので、なかなか行けませんでした。金曜夕刊で「裏窓」を上映することを知り、あわててネットで座席を購入しようとしたら・・・

 残りがもう8席ほどで、それもほとんど1列目2列目しかなかったんですね。一応娘にも声をかけたら「私も観にいく~」ってことで、都合よく3席並びで空いていたのでネットで座席をとりました。大学生は500円なので、3人でも2500円です。

 私はなんばで映画を観たことは数えるくらいしかないんですね。今のTOHOシネマズなんばがオープンする前の南街劇場が閉鎖する時に「SW3部作」のリバイバルをやった時に3回、そしてTOHOシネマズなんばがオープンしたときに「フラガール」を観にいったくらいで、およそ3年半ぶりです。どことなく閉鎖された空間なので、すごく息苦しい感じが。私自身としては今ホームグラウンドにしている映画館は、伊丹、梅田のTOHOシネマズと尼崎ココエのMOVIXの3箇所ですが伊丹のTOHOシネマズが凄く開放的で一番好きです。

 概要文にも書きましたが、ヒッチコックの映画を映画館で観るのは実は初めてなんですね。映画を見に行きだした1970年代中盤以降、彼の新作は1976年の「ファミリープロット」だけですし、1980年代以降はいわゆる「名画座」は姿を消し、旧作を上映してくれるチャンスはほとんどありません。ヒッチコックの作品はすべてビデオ(DVD)でしか観てないんですね。

 さすがにスクリーンで初めて観るグレース・ケリーは本当に美しかったです。ただ、座席の位置が前から2列目の一番端だったので、いくらニュープリントといってもぶっちゃけたらDVDで観るほうがどれだけ綺麗だったか(笑)もちろんそういうことは比べることじゃないんですね。「裏窓」についてはもう何度も観ていますし、このブログでも取り上げていますのでここでは何も書きませんが、TVでは観ることのできない映画館のスクリーンで分かることって言うのがいくつかあって(笑)たとえば、向かいのアパートでのそれぞれの部屋での出来事が、物理的に当たり前の話なんですが大きな画面なので凄くよく見えるんです。冒頭のダンサーのセクシーな肢体はTVより数倍上の迫力でした(笑)そうなると主人公とまったく同じ気分でかかってきた電話の内容はそこそこに聞いて、目は完全に彼女の肢体へ・・・っていうのがより実感として分かるんですね(笑)

 物語は中盤に差し掛かった頃に、私はトイレに行きたくなってね・・・もちろん「おしっこたれ」なのは自分自身でも分かっていて、映画の上映前には必ず行くんですが、それでもその日の体調によって駄目なときがあって(笑)なので私は必ず一番端の席をとるんです。今回も一番橋の席をとったんですが、現場にいってはじめて気がついたのは、端っこでもそこの通路はないんですね。





 この座席表で観る限り、やっぱB列14番の右手に通路があると思っちゃったんだよね(笑)

 お恥ずかしい話ですが、後15分で終わるってところで、どうしても我慢が出来ずに妻子は別として5人の前を横切ることになりました。そして、この映画が初見だったらたぶん再入場したでしょうが、もうオチも分かっている映画なので再入場しませんでした(笑)やはり座席を選ぶ時はちゃんとリサーチしないとね・・・っていうか、初めてのシアターだったので仕方ないか。

 13日からはヒッチコック作品のなかで一番好きな「北北西に進路を取れ」なんだけど、やっぱこれも観にいきたいんだよね・・・今度は木曜には座席を押さえなきゃ(笑)

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