竹林にやって来た翁は、光る不思議な竹に気づき、近づくと小さな女の子が現われた。女の子を連れ帰った翁は、媼とともに自分たちの子として大切に育てる。女の子は捨丸ら村の子どもたちと元気に遊び回り、すくすくと成長。翁は娘を立派な女性に育てようと、都に移り住み、教育することに。そして美しく成長した娘は、かぐや姫と名付けられる。やがて姫の美しさを聞きつけ、5人の求婚者が現われるが…。
映画館 ★★★★
なんだか「ちゃんとした」竹取物語を初めて観た気分です。1987年に沢口靖子主演の東宝映画「竹取物語」も、あれはあれでOKでしたが、この「かぐや姫の物語」は、後世の子どもたちにも見せてあげたい作品でした。
なんといっても絵が素晴らしい。水彩画というか、パステル画というか、本物より本物に見せるあの四季折々の自然描写。梅が咲いてハクモクレンが咲いて桜が咲いて藤が咲いて・・・正直言えば私は都へ上るまでが好きでした(笑)また凄くシンプルな線なのに、その線がめちゃ微妙に動くんですね。最近のアニメはあまりにも情報量が多くて目が疲れますが、この作品は本当に優しい絵でした。
もちろん予告編で出てきた、十二単を一枚づつ脱ぎながらの疾走シーンの動きも素晴らしかったです。
137分と長い作品なのですが、全然その長さを感じさせないのも良かったです。
ツッコミを入れるとしたら。。。
初めは左乳を吸わせていたのに、振り返ったらいつの間にか右乳を吸わせていたことかな?(爆)
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