故郷の星を追われた惑星難民Xが、すでに日本にも入り込んで日常生活を送っているとの疑惑が高まり、人々の間に不安と動揺が広がっていた。そんな中、Xに関するスクープを狙う週刊誌記者の笹は、X疑惑のある女性・良子の正体を暴くべく、身分を隠して彼女に近づいていく。順調に距離を縮めていったものの、いつしか良子に対して本物の恋心を抱いてしまう笹だったが…。
WOWOW ★★★
英語のDiversityって言葉はあまり好きではありませんが、日本語で言うところの「多様性」もなんだか上から目線って感じであまり好きじゃないかな。いろんな人がいて、それぞれの考え方を尊重しあうというのももちろん大切なことなんだけど、あくまでも「法律」というものがあり、それを遵守していくことは「多様性」と相反するという気もします。たとえば性的指向などは法律を遵守すれば、その人は性的に満足できるのか?なんて・・・いや、本当に難しい問題ですね。
この「隣人X 疑惑の彼女」も、現状の日本で言えば「日本文化の中で生まれ育った、日本人と見た目が変わらない外国人」を法を侵してもいないのに「犯人探し」みたいなことをネットの上だけではなく、リアルな世界の中でも普通に行われています。
この作品はそういう「嫌な面」をすごく感じるので・・・いや、もちろん原作者も、それを元に映画化した人たちもそういう問題を我々に投げかけてくれて入るのでしょうけど、やはり嫌な話なんですね。
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