正式名称は「蘆屋道満大内鏡(あしやどうまんおおうちかがみ)」って言う題の人形浄瑠璃(歌舞伎)です。この「葛の葉町」の標識は大阪府和泉市の国道25号線沿いにあるんですが、ここを通るたびに、いつかネタにって思ってた私です。
大阪に生まれ育った人なら、ひょっとして、子どものころに「葛の葉狐」の話を聞いたことがあるかもしれません。もちろん40歳以上に限りますが(笑)
ちょっとあらすじを・・・ウィキペディアからの引用ですが
村上天皇の時代、河内国の石川悪右衛門は妻の病気をなおすため、兄の蘆屋道満の占いによって、和泉国和泉郡の信太の森(現在の大阪府和泉市)に行き、野キツネの生き肝を得ようとする。摂津国東生郡の安倍野(現在の大阪府大阪市阿倍野区)に住んでいた安倍保名(伝説上の人物とされる)が信太の森を訪れた際、狩人に追われていた白狐を助けてやるが、その際にけがをしてしまう。そこに葛の葉という女性がやってきて、保名を介抱して家まで送りとどける。葛の葉が保名を見舞っているうち、いつしか二人は恋仲となり、結婚して童子丸という子供をもうける。(保名の父郡司は悪右衛門と争って討たれたが、保名は悪右衛門を討った。)童子丸が5歳のとき、葛の葉の正体が保名に助けられた白狐であることが知れてしまう。次の一首を残して、葛の葉は信太の森へと帰ってゆく。
恋しくば尋ね来て見よ 和泉なる信太の森のうらみ葛の葉
この童子丸が、陰陽師として知られるのちの安倍晴明である。
安倍晴明はのちに、蘆屋道満と占いの力で対決し、勝利し、天文博士となります。あくまでもこれは「人形浄瑠璃」のお話ですが、蘆屋道満も「道摩法師」として、実際に安倍晴明のライバルとして・・・って、この話は映画「陰陽師」に詳しく・・・って思って調べたら、映画では真田広之演じる「道尊」って役が敵キャラみたいね(笑)たぶんこの道尊が道摩法師?(笑)よくわかりませんが。
子どものころには安部晴明も知らなかったし、助けた狐が人間に変身して助けた男に嫁ぐ・・・すなわち「夕鶴」の狐バージョンみたいなかんじで思っていましたが、たぶん人形浄瑠璃としての「蘆屋道満大内鏡」を作ったときに、そのときすでに伝説として名前を知られていた安部晴明を、その超人的な能力から狐の子としたんでしょうね。なんせ平安時代の伝説の陰陽師を江戸時代に人形浄瑠璃の題材に取り上げるくらいなんだもんね。
あと・・・私の幼いときの体験として、「木下大サーカス」で、着物姿の女性が・・・って、ここを見てくれた方が早いかも(笑)こんなの見た覚えないかな?(笑)
それから・・・これは最近知った話なんだけど、「瞽女(ごぜ)」って聞いたことあります?昔、岩下志麻主演で「はなれ瞽女おりん」って映画もありましたが。
瞽女というのは、「近世までにはほぼ全国的に活躍し、20世紀には新潟県を中心に北陸地方などを転々としながら三味線、時には胡弓を弾き唄う、盲目の女性旅芸人のことである。」~ウィキペデイア参照~なんですが、彼女たちの歌の代表作が「葛の葉子別れ」だったそうです。実は私の母が新潟の農家出身なので、母に瞽女を見たことがある?ってきいたんですが、覚えてないそうな(笑)たぶん、今も健在の祖母なら瞽女歌を聞いたことがあるんだろうなぁ。
それから・・・亡くなった桂枝雀師の十八番だった噺に「天神山」って言うのがあります。これはまったくこの「葛の葉」を題材に落語化したもので、狐を助ける信太の森を、天王寺の一心寺の近所にある「安居天神」の森に変え、障子に書き残した歌も
恋しくば尋ね来て見よ南なる 天神山の森の奥まで
と、変えています。
この「葛の葉狐」に関しては、いまなおいろいろなメディアで題材として取り上げられているみたいですね。
大阪に生まれ育った人なら、ひょっとして、子どものころに「葛の葉狐」の話を聞いたことがあるかもしれません。もちろん40歳以上に限りますが(笑)
ちょっとあらすじを・・・ウィキペディアからの引用ですが
村上天皇の時代、河内国の石川悪右衛門は妻の病気をなおすため、兄の蘆屋道満の占いによって、和泉国和泉郡の信太の森(現在の大阪府和泉市)に行き、野キツネの生き肝を得ようとする。摂津国東生郡の安倍野(現在の大阪府大阪市阿倍野区)に住んでいた安倍保名(伝説上の人物とされる)が信太の森を訪れた際、狩人に追われていた白狐を助けてやるが、その際にけがをしてしまう。そこに葛の葉という女性がやってきて、保名を介抱して家まで送りとどける。葛の葉が保名を見舞っているうち、いつしか二人は恋仲となり、結婚して童子丸という子供をもうける。(保名の父郡司は悪右衛門と争って討たれたが、保名は悪右衛門を討った。)童子丸が5歳のとき、葛の葉の正体が保名に助けられた白狐であることが知れてしまう。次の一首を残して、葛の葉は信太の森へと帰ってゆく。
恋しくば尋ね来て見よ 和泉なる信太の森のうらみ葛の葉
この童子丸が、陰陽師として知られるのちの安倍晴明である。
安倍晴明はのちに、蘆屋道満と占いの力で対決し、勝利し、天文博士となります。あくまでもこれは「人形浄瑠璃」のお話ですが、蘆屋道満も「道摩法師」として、実際に安倍晴明のライバルとして・・・って、この話は映画「陰陽師」に詳しく・・・って思って調べたら、映画では真田広之演じる「道尊」って役が敵キャラみたいね(笑)たぶんこの道尊が道摩法師?(笑)よくわかりませんが。
子どものころには安部晴明も知らなかったし、助けた狐が人間に変身して助けた男に嫁ぐ・・・すなわち「夕鶴」の狐バージョンみたいなかんじで思っていましたが、たぶん人形浄瑠璃としての「蘆屋道満大内鏡」を作ったときに、そのときすでに伝説として名前を知られていた安部晴明を、その超人的な能力から狐の子としたんでしょうね。なんせ平安時代の伝説の陰陽師を江戸時代に人形浄瑠璃の題材に取り上げるくらいなんだもんね。
あと・・・私の幼いときの体験として、「木下大サーカス」で、着物姿の女性が・・・って、ここを見てくれた方が早いかも(笑)こんなの見た覚えないかな?(笑)
それから・・・これは最近知った話なんだけど、「瞽女(ごぜ)」って聞いたことあります?昔、岩下志麻主演で「はなれ瞽女おりん」って映画もありましたが。
瞽女というのは、「近世までにはほぼ全国的に活躍し、20世紀には新潟県を中心に北陸地方などを転々としながら三味線、時には胡弓を弾き唄う、盲目の女性旅芸人のことである。」~ウィキペデイア参照~なんですが、彼女たちの歌の代表作が「葛の葉子別れ」だったそうです。実は私の母が新潟の農家出身なので、母に瞽女を見たことがある?ってきいたんですが、覚えてないそうな(笑)たぶん、今も健在の祖母なら瞽女歌を聞いたことがあるんだろうなぁ。
それから・・・亡くなった桂枝雀師の十八番だった噺に「天神山」って言うのがあります。これはまったくこの「葛の葉」を題材に落語化したもので、狐を助ける信太の森を、天王寺の一心寺の近所にある「安居天神」の森に変え、障子に書き残した歌も
恋しくば尋ね来て見よ南なる 天神山の森の奥まで
と、変えています。
この「葛の葉狐」に関しては、いまなおいろいろなメディアで題材として取り上げられているみたいですね。
京都もね、一時、陰陽師ファンがあちこち観光してるケースが多かったよ。
木下大サーカスの話は知らないよ(笑)
子供の頃行ったけど。
晴明神社なんてすごい人だったかも(笑)
「陰陽師」に嵌った人は「江原」にも嵌るのかな?(爆)
私は過去に2度ほど木下見に行ったけど、毎回やってたよ(笑)
調べたら、もう随分昔の歌ですね。
私もずいぶん古い歌を知っているつもりですが、この歌は知りませんでした。