特別天然記念物のマリモが生息する阿寒湖の南岸に湧く温泉で、その温泉街は、北海道でも有数のにぎわいを見せています。
アイヌの人々も浸かっていた歴史の古い温泉
阿寒湖温泉の歴史は古く、幕末の探検家・松浦武四郎が1858年に蝦夷地を踏査した際に、阿寒湖畔でアイヌの人たちが利用していた温泉に入ったことが著書に記されています。明治時代に入ってから旅館ができ、昭和30年代になると、観光ブームの到来でホテルが次々と建ち、阿寒湖周辺観光の拠点となりました。
阿寒の自然とアイヌ文化を温泉とともに体感
阿寒湖南岸にある阿寒湖温泉は、遊覧船のりばを中心に温泉街が広がり、雌阿寒岳と雄阿寒岳が秀麗な姿を見せてくれます。大規模なリゾートホテルからこじんまりとした旅館まで、多くの宿泊施設が立ち並び、手湯や足湯も各所に点在。温泉街に接して道内最大級の「阿寒湖アイヌコタン」があり、アイヌの伝統芸能を体感できます。
阿寒湖温泉の泉質・効能
阿寒湖畔に湧く温泉は単純温泉と硫黄泉。単純温泉は無味無臭・無色透明で、やわらかな湯ざわり。神経痛、冷え性、疲労回復、リウマチ、慢性消化器病、痔疾などによいとされています。硫黄泉の方はアトピー性皮膚炎や慢性湿疹に効能があるといわれています。
阿寒湖温泉へのアクセス
住所 〒085-0467北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉
電車 釧路空港からバス約1時間10分、JR釧路駅からバス約1時間10分、阿寒湖バスセンター下車
自動車 足寄ICから車で約1時間5分
~ おすすめの温泉旅館 ~
阿寒の森 鶴雅リゾート 花ゆう香
阿寒湖畔で心華やぐひとときを愉しむリゾートステイ
阿寒湖畔に佇む、明るい雰囲気が印象的なリゾートホテル「阿寒の森 鶴雅リゾート 花ゆう香」。
ロビーや湖側の客室の窓に広がる阿寒湖の眺望は、ホテルの自慢のひとつだ。
ホテルの目の前が観光船乗り場なので、観光にも最適。
源泉掛け流しの温泉「花しづか」。メタケイ酸が豊富に含まれる保湿効果の高いやわらかな湯に浸かれば、心も体も解きほぐされていくかのようだ。
サウナが併設されているのも嬉しい。北海道の豊かな自然に癒やされる、贅沢な時間を満喫しよう。
ベーカリーカフェ&バー「バル・デ・パン」では、ブランチとランチタイムにバケットサンドを中心としたメニューを、ディナータイムにはアルコールに合う料理や、北海道産の食材を使用したメニューなどが提供される。
ハーフビュッフェの朝食がいただける、レストラン「ハーモニー」。隣接するベーカリーショップ「PandePan」の焼きたてパンが並ぶビュッフェと、魚か肉のどちらかが選べるメインプレートが愉しめる。
住所 北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉1-6-1
アクセス 電車:JR根室本線 釧路駅より車で約90分 車:釧路空港より車で約60分
TEL 0154-67-2500
公式HP https://www.hanayuuka.com/
総部屋数 95室
チェックイン15:00チェックアウト10:00
お風呂情報 温泉大浴場、サウナ
お風呂情報 温泉大浴場、サウナ
~ おすすめのグルメ・観光スポット ~
阿寒湖温泉街では、阿寒の豊かな自然の恵みであるヒメマスのお造りや、ワカサギの天ぷら、ウチダザリガニ、近年ジビエ料理として注目されているシカ肉料理などが味わえます。「阿寒湖アイヌコタン」でのアイヌ料理も、ここならではの味覚です。
阿寒湖や雌阿寒岳、雄阿寒岳など北海道の大自然を感じられる景観地に囲まれ、双岳台や双湖台などの展望スポットからは雄大な景色が望めます。
道の駅 阿寒丹頂の里
道内最大級の広さと野生のタンチョウが飛来することで有名
丹頂鶴について学ぶことができる「阿寒国際ツルセンター」のほか、宿泊施設、美肌効果のある温泉、地産地消のレストラン、キャンプ場やパークゴルフ場などがある。
施設内には、観光案内所や特産品販売コーナーがあり、タンチョウをモチーフにしたグッズなどを販売。
釧路港に水揚げされる魚介や阿寒の食材を味わえるレストランも併設。
阿寒ポークステーキや阿寒モルト牛ステーキが人気。
地元で人気の「赤いベレー天然温泉」や「阿寒国際ツルセンター」などの観光スポットにも 隣接。
住所 北海道釧路市阿寒町上阿寒23線36
アクセス 道東自動車道阿寒ICから国道240号を阿寒方面へ車で8km
TEL 0154-66-2969 宿泊予約は0154-66-2330、ツルセンターは0154-66-4011
営業時間 通年 9:00~18:00、10~翌4月は~17:00
定休日 無休、要問合せ 春・秋期は臨時休あり
料金 施設により異なる
駐車場 257台 無料 大型車15台、普通車238台、身障者用4台
釧路湿原
国内最大の大湿原
まるでアフリカのサバンナのような風景が続く湿原。ここを含む周辺一帯が6千年ほど前までは海底だったというから驚く。高所から展望するには細岡展望台(大観望)がいい。
住所 北海道釧路市広里、安原、北斗
アクセス JR根室本線釧路駅から阿寒バス鶴居保養センター行きで35分、釧路市湿原展望台下車すぐ(釧路市湿原展望台)
TEL 0154-31-4549 釧路市産業振興部観光振興室
営業時間 通年
駐車場 120台 無料
阿寒観光汽船
阿寒湖の大自然を眺めつつ、マリモが眠るチュウルイ島へ
湖畔の桟橋から出航し、阿寒湖の景勝地を周遊する。マリモ展示観察センターがあるチュウルイ島と、雄大で神秘的な雄阿寒岳、雌阿寒岳の四季折々の自然など見どころが多い。
住所 北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉1丁目5-20
アクセス JR根室本線釧路駅から阿寒バス阿寒湖畔行きで2時間、終点下車、徒歩5分
TEL 0154-67-2511
営業時間 5~11月6:00~18:00(時期により異なる、1日8~11便)
定休日 期間中無休
料金 乗船料=大人1580円、小人790円/マリモ観察センター=大人420円、小人250円/障がい者大人1210円
駐車場 なし
摩周湖第一展望台
霧のベールに包まれる神秘の湖
世界でも有数の透明度を誇る摩周湖を望む展望台。深い青色の湖面にはカムイシュ島が浮かび、その向こうには摩周岳や斜里岳が広がる。6~10月の早朝は太平洋から北上した霧が流れ込み幻想的な雲海が見られることも。
住所 北海道川上郡弟子屈町弟子屈原野
アクセス JR釧網本線摩周駅からタクシーで20分
TEL 015-482-1530 摩周湖第一展望台レストハウス
営業時間 通年 見学自由、レストハウスは8:30~17:30、冬期は~17:00
定休日 無休、レストハウスは荒天時
駐車場 140台 有料 4~11月のみ有料、1回500円 硫黄山駐車場と共通駐車券を利用
霧多布岬 きりたっぷみさき
絶壁が続く美しい海岸線とアザラシや野鳥のコロニー
景観が男性的な岬。駐車場、売店、食堂のすぐそばに展望台があるが、岬先端の灯台付近にまで足をのばせば、さらに視界は広がる。突端の岩礁には、珍鳥エトピリカが生息。
住所 北海道厚岸郡浜中町湯沸
アクセス JR根室本線浜中駅からくしろバス霧多布温泉行きで30分、終点下車、徒歩30分
TEL 0153-62-2111 浜中町商工観光課観光係
営業時間 通年
駐車場 50台 無料
ブログ村ランキングに参加しています
バナーをクリックして応援お願いします
おすすめのサイト