
元気な毎日を過ごすためには「免疫力」が必要といわれていますが、寒い季節にはとくに見聞きする回数が多くなります。今回は、この免疫力や粘膜についてご紹介します。
ダブルの「免疫の壁」で体が守られている
そもそも免疫とは何でしょうか?もともとラテン語の「免税、免除」「役務、課税を免れる」という言葉が語源となっていると考えられており、疫病(感染症)を免れるという意味で使われています。いい換えると、外から入ってくる細菌やウイルスなどから体を守り、健康に保とうとする働きのことをいいます。
私たちの体は、大きく2種類の「免疫の壁」で守られています。「ウイルスや細菌を侵入させない」壁、そして「万一侵入を許した時にその敵と戦う」壁です。「侵入させない」壁となるのが、粘膜なのです。
最前線で戦う粘膜

体にある粘膜を見てみると、口の中の粘膜、鼻の中の粘膜、気管の粘膜、胃や腸の粘膜など、さまざまです。たとえばウイルスなどの異物が気道に侵入すると、せん毛がこの異物をキャッチして痰として外に押し出します。冬は低温と乾燥で、喉や鼻などの粘膜の防御力が弱まってしまうので注意が必要です。
粘膜を守る栄養
粘膜を健康に保つには、次の栄養を積極的に摂るとよいでしょう。
1.ビタミンA

ビタミンAは私たちの粘膜を健やかに保つ栄養素です。レバーやうなぎなどに多く含まれています。
また、植物に多く含まれるβ-カロテンは、体の中で必要な分だけビタミンAに変わります。
また、植物に多く含まれるβ-カロテンは、体の中で必要な分だけビタミンAに変わります。
2.オメガ3脂肪酸

この脂肪酸は、外界からの攻撃に強く、炎症をおこしにくい粘膜細胞をつくるといわれています。マグロやサケなどの魚、えごま油、しそ油、アマニ油、くるみ、緑黄色野菜、豆類などに含まれています。
水分をしっかり摂ろう

私たちは、皮膚や呼気から常に水分を失っています。気づかぬうちに水分が不足し、粘膜が乾くと異物が体に侵入しやすくなります。「喉が渇いた」と感じた時点ではすでに水分不足ともいわれますので、こまめに補給することが大切です。
また、同時に室内の加湿にも気を配りましょう。50~60度の湿度を常に保つよう、チェックする習慣をつけましょう。
粘膜をしっかり守って元気に過ごしましょう!
※ ハウスダイレクト 活きいき便り 2022 VOL.119 冬号
の掲載記事から引用しました。参考になれば幸いです。
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