育美の徒然日記

毎日することもなくお琴に向かって・・・
箏曲演奏家・渡辺鳳代賀(育美)のよしなし事を徒然なるままにお伝えします♪

宮城道雄先生の曲

2008-04-10 23:28:30 | 日記
最近、生田流(宮城会)の細川さんと「邦楽らいぶ」をよくやっていますので
山田流でありながら、宮城先生の曲にご縁があります。

今も「さしそう光」という曲を練習しています。
この曲は今の天皇陛下が生まれた時に東京藝術大学の教授だったお二人(宮城道雄&中能島欣一)が演奏したそうです。作曲は宮城先生。
ってことは、今回私は中能島欣一(山田流)になりきらなければいけないってこと?(んが、無理です)
ご来場のみなさま、昭和天皇になったつもりでお聞きください(笑)
すみません。冗談です。

こんなことを書きたかったわけではなく・・・

宮城作品を弾くようになって感じたのですが・・・楽しいです。
演奏会は近づくにつれて、いつもだと「もうすぐこの曲を練習しなくてよくなるぞ」とか、本番の日などは「後一回弾けば・・・」などと思ってしまうことが多いです。
でも、今回は「もうちょっと弾いてたいなぁ」なんて思ってます。
弾いていて、だんだん楽しくなってくるんです。明るいというか陽気というか・
そんなものが滲み出てくる感じです。先生のお人柄でしょうか?

中能島先生の作品も好きです。「さら幻」とか「三協」とか「新潮」etc
でも、自分の弾けなさ加減を思い知らされて苦しくなってくる。
だって、先生の作品って知的すぎて、弾きながらすごく神経質になってきてしまうのです~。いつもチャレンジャーな気分で演奏しているような気がします。

私だけかしら・・・?