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もっと森山をもりあげ隊 活動ブログ

「クマを知り正しく怖がる」講演会の様子

昨日22日()

もっと森山をもりあげ隊が開催した『秋田県民参加の森づくり事業』の一環として「クマを知り正しく怖がる」ための講演会の様子です。

講師に、秋田県自然保護課 鳥獣保護管理班

ツキノワグマ被害対策支援センター主任の近藤麻実様を迎え、

演題は『秋田にくらす動物たち クマ カモシカ イノシシ ニホンジカ』

近藤氏はツキノワグマ被害対策支援センター専門職員として精力的に活躍され、最近新聞やテレビなどでお見かけする機会がとても多くなっている方。

五城目町で講演していただきありがとうございます。

あらかじめ設定させていただいた定員いっぱいの30人に加えてリモートで首都圏から参加の方々も!

午前10時30分からの第一部では3種類の動物=カモシカ、ニホンジカ、イノシシの生態、特徴について。

10分間の休憩を入れた後、午前11時25分からの第二部、満を持してクマのお話♪

・クマの一年、一日の生活パターンを説明。1~2月に子供が生まれる。朝や夕方の薄暗い時間帯に行動が活発になる。

・フンは臭くない。草の臭いがする。消化が良くないので、フンの中に木の実がそのまま存在する。

・クマの足の指は5本、他の動物は4本なので、足跡で区別できる。

・クマより早く走れる人はいない。陸上100mの記録を持つボルトより早い。

・木登り、泳ぎも得意。ダム湖を泳ぐ。水陸両用!

・基本的に人を避けて生活する。クマは人より先に気が付く。車のドアが閉まる音や鈴の音が聞こえると山の奥に入っていく。

・人と戦いたい習性はない。

・クマとの事故のパターンは、クマ自身と子どもの防衛目的がほとんど。好奇心からの接近、積極的な攻撃はまれ。

・人と食べ物が結びつけられた時が怖い。

・音などで人の存在をアピールすることが重要。鈴やラジオの音は人の存在をクマに教えてしまうから逆に危険!というのは誤解です×しっかりと音を鳴らして存在をアピールします。

・仕事柄、事故が起きたら現場検証する。足音が出ないケース、鈴の音が出なかったケースが事故につながることが多い。

・みんなでゾロゾロいるところにクマが突っ込んでくる習性はない。もし近寄ってきたら、それは極めて稀で危険なケースなので、通報すること。

・クマに会ったらとにかく落ち着くこと。(難しいとは思いますが) クマが立ち上がるのは威嚇ではなく、高い位置から目と鼻と耳で確認しているだけ。ゆっくり後ずさりする。

・それでも寄ってきたら、防衛姿勢をとる。最終手段でクマスプレー、惜しまずにすべて噴射すること。約10mは飛ぶ。よく山に入る人は持つと安心。持つ場合はすぐに出せるようにする。

・クマは頭がいいので、食べ物は与えてはいけない。リュックは置いてこない。食べ物が入っていると見られる。=突然の遭遇で、食べ物が入ったリュックを投げ出して逃げた!は決してしてはいけない。

 

誠に有意義なお話をしていただきました。

本当にありがとうございました。

参加してくださった皆様、ありがとうございます。

今後とも、もっと森山をもりあげ隊をよろしくお願いいたします。

毎月第一土曜日の定期登山、6月は5日です。

午前9時、五城目城麓の駐車場集合です。

コースについては、後日このブログにてご紹介いたします。

ご都合つく方は、ぜひ一緒に登ってみませんか!

コメント一覧

3motai
講師の近藤さんのお話を我が事務局長がまとめてくれたものです♪
今後の活動においてしっかりと頭に叩き込んでおかなければなりませんね!
kanegon
ここに挙げられた15の箇条書きは分かりやすく、自分たちでもその気になれば簡単にできることばかりですね。とても有意義なお話でした。
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