家の近くに在るユナイテッドシネマで上映中の「スタートレック」新作を観る。感想を一言で言うと相変わらずマニアックだとの思い。(前作を観た時にも思った)こりゃあ、初めて見た人は何がなんだかわらんだろうなあと感じた。いや、映像そのものは美しく、迫力がありアイデア満載で爺さんはいきまくりだったが。今回観た上映シアターはこじんまりとしていて、画面が小さいにも関わらず映像に圧倒されて、あっという間に時間が経ってしまったの。しかし、これは爺がSFおたくだからである。例えばテロリスト「カーン」とは何者なのかなどの説明は一切無い。そもそも事件を起こす動機の説明さえ曖昧だ。何となくヒントはあるのだが、シリーズを観ていないと判らんのよ。しかし、この映画は世界中に配給しているわけだから、きっとスタートレックマニアは世界に何千万人といるのだろう。表向きのテーマは「友情」とか「理性と熱い思いの対決」などなど(どうでも良いのだが)それは稼がねばならないので落とし所を作るための口実でしょう。本質はスタートレックおたく向けの超気持ちいい映像エロビデオだと思った。爺が特に興奮したのはエンタープライズの親玉スペースシップが登場する場面だ。「おお!あんなやつ、おったんかい!」それに総司令官役がロボコップのおっちゃんというのも良いよね。やっぱり、スタートレックはマニアックな世界だと至福の時間でした。SFマニアは必見の一作です。よくわからんかったとか、なんとなく釈然としなかった人はDVDでシリーズを観ましょう。SFは永遠の赤いリンゴです。