作品公開の度に楽しませてくれたバイオハザードも遂にファイナルを迎えた。むかし観た第一作は衝撃だった。どこかのオーディオフェア会場で新作プロジェクターのデモ場面である。使われたソフトがバイオハザード第1作だった。アンデッドはもちろんだが、アンブレラ社の防御システムの描写がショックだった。密室の逃げ場が無い空間で野菜カッターのようなレーザーでスパスパと細切れにされる隊員達。なんだこれは!と思った。あれから時代は変わり、CGも進歩して、作品も描写がますます視覚的になったがアリスも逞しくなり、ますますエロっぽくなる。今回も結論から言うとミラジョボビッチはいい女だった。しかし、個人的にはこの映画を観る為には準備が必要だと感じる。前作からの繫がりと細かいプロットを頭に入れておいた方が映像を見た時に納得感が増し、興奮が最大になる。SF爺はまず、文庫化された小説版をまず読み、それから映画館に出かけた。やはり映像版は細かい筋が省略されている。前作で登場したアリスを母親だと思っているクローンの少女はどうなったのか?最初の場面でアリスはなんでハッチから登場するのか?アリスの超能力は復活したはずじゃあないの?これは小説版を読まないとわからない。昨年のいつだったか忘れたが公開前の作品紹介でおかまの「おすぎ」さんが某テレビ局でコメントしていた。「ミラジョボビッチもばばあになったわね」と言った。その言葉を聞いたそのときはおかまが美女に嫉妬して本能的に口走ったのかなと思っていたが、作品を見て、それはおいらの誤りだった。それはおすぎさんのユーモアと作品の印象的な場面を一言で表現した言葉だった。やはり、おかまの感性は鋭い。バイオハザード全作品をブルーレイで揃えようかなと思っている。