気まぐれ 春夏秋冬

デジカメ片手に足の向くまま、気の向くまま、風の向くままに、旬を探して。。。

金勝山ハイク&サイクリング

2012-05-09 22:34:37 | 日記
5月5日 7時35分 駅前のレンタサイクルを借りて金勝山へ向かった。
先ずは大野神社へ。分岐に大きな標識があって迷うことなく50分ほどで到着。
平安時代からの古刹ということで、楼門は鎌倉時代の初期のものらしい。
青もみじが目に染み、また紅葉の季節に訪れたいとは思うが。。。
ただ、石段には金属製の手すりがつけられていて、趣を壊しているのが残念だ。

9時、九品の滝へは出会った人々に道を三度も教えて貰いながらやっと着いた。
「九品」と書いて「くぼん」と読むことは知っていて、村の名前かなと思っていたが、
全然違って仏教の言葉で、三段に落ちる滝が九品浄土を思わせることから、その名が付いたと言う。

さらに林道を登るにつれて勾配はきつくになり、変速無しのママチャリでは耐えきれず
急坂は押して、平坦に近い部分はペダルを踏んだ。
途中の分岐では左?右?? 車の人にまた道をたずねるとどちらも正解。
右側は交通量が多く登りがきついと言われ、迷わず左側へ。
大きく視界が開けた「県民の森公園」へは10時ごろだったと思う。
真っ青な空と黄緑の山と芝がキラキラと輝いて見えた。

駐輪して小休止後、いよいよハイキングへ。
金勝寺へは、いきなり下りの階段で少々面食らう。
まだまだ登るものとのイメージが強く、『どうせまた下りた分以上に登らなアカンで。。。』と言いながら
名残の八重桜の花びらを踏みしめて下りていく。
ナンダサカ狛坂石段の分岐での標識は、直近の場所への案内しかなく『金勝寺へはどやねん?』って感じ。
『まぁ、登りやろ』と登りつめ平坦部を少し行った所で『ギョッ!』とさせられる。
小さめのヘビがとぐろを巻いていた。マムシに注意の立て看板もあったので冷や汗をかいた。

『下りを考えたら、自転車を押して車道を来てもよかったかもね』と言いつつ金勝寺に着いた。
入山料の500円をケチって中へは入らず。
良弁僧正お手植えと伝わり樹齢800年という良弁杉を見学、『高野杉の方が太いんちゃう』が感想。
馬頭観音堂まではアスファルト道が続き、時おり車と行き交った。
11時40分到着、道の駅『こんぜの里』から4k強。
見晴らしも最高だったのでここで昼食とする。
観音様の忿怒されてる表情は中が薄暗くて拝めず、何本か手のある様子だけうかがえた。

湖南アルプスと呼ばれるハイキング道の緩やかなアップダウンを行くと、ほどなく龍王山(604.7m)に着く。
祠があり、その横からの眺望は、丸みを帯びた幾つもの岩が微妙なバランスを保って重なり、
いまにも転がり落ちそうに新緑の中へ突出している感じだ。
その下には栗東トレセン、はるか先には栗東市街、駅前のタワーマンションが一望できる。

若葉が青々とした山容の中、尾根道からはあちらこちらにゴロゴロ感が否めない岩肌を露出した巨岩奇岩が
見え隠れし、茶沸観音あたりからは信楽方面の山並みが見渡せる。
眼下には新名神が伸び、遠望の連峰は紫の山のように青空の彼方にあった。
この辺りでは山ガールに家族連れなど、多くのハイカーとすれ違う。

予定では鶏冠山までを往復するつもりだったのだが、写真などに費やした累積時間は多く、厳しくなった。
耳岩と名付けられている岩場で『引き返そうか?』と相談。
『メインは天狗岩やろ』『せっかくやから天狗岩まで行こうよ!』と話は早い。
帰路は下りやし、自転車での時間が稼げると踏む。

天狗岩では風に押され、滑落するかもとの恐怖感。13時20分。
早々に引きあげる。『それにしてもデカイ岩やったな~』『どないして出来たんやろなぁ。。。』と
話ながら、道の駅『こんぜの里』には15時前に戻った。

アイスクリームを食べながら土産物を物色して「わさび漬」を買った。
連れは中華味のたらの芽とか、道の駅の切符なんかを買っていた。
一息ついて、金勝山を自転車で下る。
ペダルに足を載せてるだけなのに、スピードがぐんぐんあがる。
カーブでは曲がりきれないほどの遠心力のスリルと爽快感が交錯した。
途中、往路では見逃した桧の名木を探したが見つけられずにパス。

45分で栗東駅前に到着。45分/12k=3.75分/k
あれだけ飛ばしたのに『えぇ~、女子マラソンよりも遅いやん』
あらためてエリートランナーの速さ、凄さに感心して
16時8分の列車に乗った。





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