ユイガハマーナ

山歩きも作品制作もヤブ道好きの鎌倉野良キツネの備忘録です。

「ビースト・オブ・イースト」

2011-09-16 | 本と映画と音楽と
や~っと出ました。出たほいっのホイッ・・・でっ
愛しの絵師、山田章博さんのコミック「ビースト・オブ・イースト」4巻

小説「十二国記」の表紙絵&挿絵や、アニメ「ラーゼフォン」のキャラクターデザインで、知る人ぞ知るの漫画家というか、イラストレーターというか、・・・やっぱりこの方には「絵師」という名称が一番似合うと思います。
zukkeがこの方の作品を知ったのは、結構前・・・それも、んッ十年前、たしか人魚を連れて旅する麗人のお話だったと思います。
そのなんとも流麗な線、光と影の表現、全体に流れる耽美な香りが忘れられず、その後も「バンブーハウス」「夢の博物誌」と刊行される本を追っ掛けておりますが・・・この方、なんともマイペースっ。
今回ご紹介の「ビースト・オブ・イースト」も、第1巻の初出しは1998年、第2巻は2000年、第3巻は2007年、そして、第4巻が今年2011年っ!・・・第1巻から第4巻まで、なんと13年の年月が流れているのです。第2巻から第3巻の間は7年も開いているのですよ~っ!今回の第4巻だって4年ぶりっ
おかげさまで、新刊が出るたび第1巻から読み直していますので、後になればなるほど大長編活劇を一気に堪能できるという利点もありまっす

次の巻、どんなに時間がかかろうとファンはじっと待ちますっ!
殿と同じ年、同じ月生まれの山田さん、ご病気もなさったと噂に聞きます。
無理はなさらないでほしいですが、
・・・でも、せめて2年に一度くらいのスピードにならないものでしょうかっ


              漫画は絵で読む派の人っ
              
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こっちは、zukkeと同じお年のケイト・ブッシュさまのニューアルバム。
    
彼女もマイペースっ。5年ぶりのニューアルバムです。
zukkeは、彼女が1978年に「東京音楽祭」に来日して以来のファンです
日本では「恋のから騒ぎ」のオープニング曲「嵐が丘」が有名ですね。
特徴のあったキーンとしたハイトーンボイスにも、丸みが出て来てしまいましたが、
                       ますます魔女っぽくなりましたっ

わんぱくフリッパー♪

2011-07-26 | 本と映画と音楽と
ぼくのフリッパ~、フリッパ~、
       おさかな~と~、なみまで~、かくれんぼ~っ・・・


      
・・・ということで、「アメ車庫」にて見つけて来た懐かしいモノとは、
                    「わんぱくフリッパー」のキッズ本

zukkeのちっちゃい頃、TVで放映されていたアメリカンドラマの「わんぱくフリッパー」、懐かしいですっ!再放送で何度も放映されていたから、覚えている人も多いかもですねっ。
大人の手のひらにスッポリ入ってしまいそうな小型の本で、絵本を卒業した子供、小学校の中学年くらいの子向けの本でしょうか?

・・・挿絵より文字のほうが断然多い本です。
したがって、英語力の乏しいzukkeに読破は難しい本でありますが、このラブリーな本のサイズと、ノスタルジックなアメコミ風の挿絵が胸キュンものだったので、kodakカメラと共に購入してきました。

副題は「KILLER WHALE TROUBLE」・・・え~とっ、「殺し屋クジラ事件」?
なんだかちょっとおもしろそうです辞書ひきひき、読んでみようかな?

そして、前の持ち主がとっても大事にしていたのでしょうか、「Edwin Curry」というサインが3カ所もありました。・・・「エドウィン・カリー」?

ほ~っ、エドウィンさんですかっ。とってもアメリカっぽいお名前ですね

こんな発見もあるので、海外から来た古本って、結構好きです!・・・読めないけど

「アメ車庫」さんには、この他にも児童書&絵本がたくさんあって、
                   「名犬ラッシー」なんてのもありましたよ


         懐かしのアメリカンドラマ、3つ以上言える人~っ
              
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*「じゃじゃ馬億万長者」でしょ~。「かわいい魔女ジニー」でしょ~。
          やっぱり、「ルーシー・ショー」かなっ・・・「頭取さ~ん

映画「わたしを離さないで」

2011-07-14 | 本と映画と音楽と


ベアコンベンションの準備に追われながら、
   ちょっとづつ読み進めていたカズオ・イシグロ「わたしを離さないで」
読み終わった瞬間から、それを原作としたこの同名の映画が観たくて観たくてたまらなかったのですが、やっと今日、その思い叶いました

原作を先に読んでから映画を観るのって、思い描いていたイメージとギャップがあったりしてがっかりするものが多いのですが、・・・zukke的には、この映画はgoodでした

ネタバレするので内容はあまり言えませんが、70年代~90年代のイギリスがイメージの舞台。でも、クローン人間のお話っ!(このお話、SFなんですっ)
イギリスの寄宿学校と制服、イギリスの海辺の街、イギリスの懐古的ファッション、
                            ・・・そして、SF~っ

zukkeにとって、この映画は、まさにツボッ視覚的にばかりでなく、映画全体に流れる静かな時間や感情が、上質の文学作品を読むような感じでした。

「わたしを離さないで」の本と映画で、すっかりカズオ・イシグロにハマったzukkeは、
帰り道の本屋さんで、「日の名残り」を手にしてしまいました!
      
なんと、これはあこがれの英国老執事さんが主人公のお話なんですと~っ
「わたしを離さないで」と同じような静かな語り口で、老執事さんが、長年使えたご主人様や、女中頭への淡い想い何ぞを語るんですと~っ
わ~っ、読まなくちゃっ、読まなくちゃっ!全国の執事マニアは必読かもっですよっ


          執事さんに美味しい紅茶をいれてほしい人っ
              
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「わたしを離さないで」と「吉里吉里人」

2011-06-15 | 本と映画と音楽と
おいおいおいっ、大クマ祭りの「日本テディベアコンベンション」まで、一ヶ月を切ったというのに、また本の話題かい~・・・なんて、おこらないでくだいね

いろいろ考えてクマ作りをしているとお脳の血糖値が下がってしまい、
               ついついお脳のスイーツ【本】を欲してしまうのです。

そして、本屋さんの文庫本コーナーを久々に覗いてみると・・・
      あらあらっ、読みたい文庫本が目白押しになっているではありませんか!

「精霊の守人」シリーズの文庫版は、いつの間にか完結巻まで出ているし、ハードカバーで読んだ「図書館戦争」シリーズも、文庫版になってる~(「十二国記」は、ま~だ?)
  
・・・でも、趣味の世界にふか~く入ってしまいそうな文庫は置いといて、今回はこの本!

カズオ・イシグロさんの「わたしを離さないで」と、井上ひさしさんの「吉里吉里人」
                            ・・・を、チョイスです!

カズオ・イシグロさんは日本生まれの英国人。
NHKの特集番組で初めてその生い立ちや人物像を知り、最近公開された映画「わたしを離さないで」の内容に興味が出て、その原作本が読みたくなりました。
舞台は1990年代後半のイギリスですが、臓器提供のために産まれたクローン人間達の生死感を書いたSF小説であります。全てを読んでいないので言い切ることはできませんが、「現状を静かに受け入れる作品」に思えます。

そして、井上ひさしさんは東北生まれの日本人。
「ひょっこりひょうたん島」の原作者で有名ですよね。この人形劇をリアルタイムで見ていたzukke、主題歌の「泣くのはいやだ、笑っちゃお。進め~っ・・・!」の歌に、元気をいっぱいもらっていました。
この「吉里吉里人」は、日本政府のやりかたに嫌気がさした東北人が、日本政府に反発して東北に独立国家を作ってしまうという、・・・まさに今読みたい小説であります。
たぶん、「現状を熱く変革させる作品」でしょう!

静と動、どちらも魅力的で同時に読みたいところなのですが、
「吉里吉里人」は上中下巻の3巻に分かれていて、読む側にもパワーが必要なので、
         「わたしを離さないで」から静かに読み進めているzukkeです


               明日テストというのに、
             部屋の掃除を始めてしまう人~
              
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写真絵本に魅せられて☆

2011-06-08 | 本と映画と音楽と
週末からマラソン、テディベア、お仕事、ヤボ用、ず~っと外出続きだったzukke。
溜った掃除&洗濯ものを一挙に終わらせて、やっと一息つきました

・・・なので、ちょっと落ち着いて本の話題などいかがでしょう?
実は週末の練習会の後、ちょっとキュンッとくる絵本を見つけたのです。

           「わたしのろばベンジャミン」
     文:ハンス・リマー、写真:レナート・オスベック(こぐま社)


ねっ、このキューピーちゃんみたいに微笑む女の子、かわいいでしょ~
だっこしているのは、なんとロバの赤ちゃん
絵の代わりに、写真でお話が綴られています。それもとても古い時代の写真です。
背景になっているのは、建物のようすからするとギリシャ?
おとうさんやおかあさんのヘアスタイルやお洋服からして、時代は50年代後半?
        (後で、ちゃんと調べてみようと思います)
お話に合わせてステキなモノクロ写真が続きます。かわいい写真にうっとりしながら本を閉じようとすると・・・あらっ?この本知ってる。
      

・・・えっ!もしかして、zukkeが宝物にしているこの古い写真絵本の日本語版ですか?

こぐまのポーズは違いますが、きっと同じ本に間違いないと思います。
4、5年前、今は西荻窪に引越してしまった「アミュレット」で見つけた本です。

こんな感じに、文字を読まなくてもお話の内容が想像できるような情感たっぷりなこぐまの写真絵本です。・・・てかっ、英語どころか日本語でさえ怪しいzukke、何語で書かれているかさえわからない本です。1954年にYLLAさんという人が作った本で、これはスイスで印刷されたものというところまではわかりました。

・・・やっとこれで、
「YLLA」さんは、「イーラ」さんとお呼びするのだとっ、わかりました!
お名前がはっきりしたからには、色々調べられると思います。

「二ひきのこぐま」のイーラさんといい、「わたしのろばベンジャミン」のレナート・オスベックさんといい・・・こんなステキな写真を撮る人ってどんな人なのでしょう?

          興味シンシンっ!な zukkeです


        このくまさん、講習会のめいちゃんに似てる思った人
              
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