ユイガハマーナ

山歩きも作品制作もヤブ道好きの鎌倉野良キツネの備忘録です。

葉山の美術館

2010-04-28 | 美術展
ちょっと、鎌倉からはずれて葉山の話題です。

鎌倉には美術館がたくさんありますが、公立の美術館といえば「神奈川県立近代美術館」
日本初の近代美術館だそうで、鶴岡八幡宮に隣接している「本館」「別館」、そして「葉山館」の3つの美術館から成り立っています。
その中の「神奈川県立近代美術館_葉山」は、2003年に宮様の別荘跡地にできた比較的新しい建物で、海に面したロケーションの美しい美術館です
・・・それなのに、画像がなくてスミマセン

zukkeは、湘南、海の側に住みたいな~・・・と、一生懸命その住処を探していた頃から、この美しい美術館が大好きで、よく遊びに来ていました!・・あっ、もちろんアートも鑑賞していましたよ~!
その頃は車やバスで来ていましたが、今回は、やっぱりランで来ちゃいました~

鎌倉から葉山までの道中ご案内は、また今度!・・・ということで、今回は現在展示中のアートのご紹介です!

     
アニメーションに詳しい方はご存知と思いますが、ロシア・アニメの巨匠、ノルシュッテン&ヤールブソワ夫妻の作品が、4/10~6/27まで展示されています!
「アニメ」と略称するより、ちゃんと「アニメーション」といったほうがいいかもしれませんね!
ロシアのアニメーションと言うと「チェブラーシカ」や「ミトン」のような人形アニメがよく知られていますが(キャラクター・グッズもたくさん販売されていますしね)、夫妻のアニメーションは何層にも重ねたガラス面に切り絵を配置して、それを動かしていくというもので、「マルチプレーン」と呼ばれている技法だそうです。
遠くの背景のガラス面、近くの背景のガラス面、動かす人物のガラス面・・・という風に、5~6枚?・・のガラス面を重ねて奥行きを出すという方法です。(アドビソフトのイラストレーターやフォトショップのレイヤーのようなものと想像して下さい)
そして、そうやって出来上がったアニメーションの幻想的で美しいことといったら・・・そうなんです。この展示では、アニメーションのために描かれた絵の展示の他に、その代表作のアニメーションも観ることができるのです
午前の部と午後の部、1時間程度、長短4本のアニメーションが鑑賞できます!
到着した時間の都合で、zukkeは午後の部しか観られませんでしたが、そこで観た「アオサギとツル」「話の話」「冬の日」「外套」は、「ジャパンアニメ」とはまったく違う、絵本や絵画がそのまま動き出したような・・・まるでシャガールの絵画が動いているような、そんな感銘を受けました

・・・ああっ、これは是非とも午前の部の「キツネとウサギ」「霧の中のハリネズミ」も観なくてはなりません
(「冬の日」と「外套」は、午前午後、両方の部で観られます)
午前の部は11a.m.から(午後の部は3p.m.からです)・・よっしゃ~、9a.m.に鎌倉出発すれば間に合うかな~?・・・もちろん、ランで・・です

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2 コメント

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Unknown ()
2010-04-30 19:19:06
その情報どうもありがとう
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どういたしまして! (zukke)
2010-05-01 03:21:10
アニメーションももちろんですが、絵もとても素晴らしいです。きっと、お好きなタッチですよ!
「外套」は、制作着手から30年も経って、未だ製作中だそうです。さながら、アニメーションのサグラダファミリアですね
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