今年も、残すところ、後わずか。
思い返すと、子供の頃の1年は、長かった。1日だって、長かったくらいだ。
それにひきかえ、勤めてからの1年なんて、あっという間。
もったいない話だが、昇進が遅れたりすると、早く1年が経って欲しいとさえ思うもの。
選挙で落選した、政治家の先生方も、同じだろう。
人生は、一度きりなのに、馬鹿なことを考えてしまうものだ。
誰かが、上手いことを言っていた。
1年が長いと感じるか、短いと感じるかは、年齢によるのだと。
10歳の1年は、人生の10パーセント。ところが、50歳の1年は、人生の2パーセントに過ぎない。
1年が、長いか短いかという感覚は、1年が、人生に占める割合によって、決まるということらしい。
早く、勤めを辞めて、子供の頃のように、長い1年を過ごしたいと思っても、無理ということになる。
だからと言って、いつまでも、勤めていたら、あっという間の人生。それも辛い。
いかん、いかん。人生における1年が、長いか、短いかなんていう、感覚的なことを言っていられる余裕はない。
人生を全うできるだけの、お金を、どうやって稼ぐか。
それが問題だ。
ただ、これも似た話なのだ。
100万円の資産を持っている人にとって、1万円は、資産の1パーセント。
ところが、1000万円の資産を持っている人にとって、1万円は、資産の0.1パーセントに過ぎない。
1万円が、多いか、少ないかという感覚は、1万円が、資産に占める割合によって、決まるということになる。
たくさんお金を稼いで、1万円なんて、少な過ぎるという感覚を持ってみたい。