ほとんどの日本人は、事業家でも投資家でもないのに、ゼロ金利が大好き。
ゼロ金利は、格差を拡大するだけだと言うのに、全く気にしていない。
不思議だ。
能力のある事業家や投資家にとっては、ゼロ金利は、またとない成功のチャンス。
事業資金や投資資金を、極めて低い金利で調達できるからだ。
こんなチャンスは、歴史上滅多に来ない、それが今なのだ。
ゼロコストの資金で思う存分稼ぎまくることができるのだから、能力のある起業家や投資家にとっては、まさに天国。
一方、事業も投資もしない、あるいは、その能力が無い労働者にとっては、ゼロ金利は地獄。
労働を提供して得る対価以外に、収入を得る手段がないのだからしょうがない。
それどころか、節約して貯めた余裕資金を銀行に預けても、金利はゼロ。
かと言って、投資にまわして儲けようにも、能力がなければリスクばかり。
とにかく労働者は、労働の対価だけで、長い人生を生きていくしかない。
しかも、その労働の対価である給与は、右肩下がり。
そんな労働者の中で、幸運を掴むには、立身出世して経営幹部になるしかない。
しかし、右肩下がりの経済で、そんな幸運を掴めるのはごくわずか。
事業や投資で成功するより、難しいかもしれない。
労働を提供して対価を得るしかない、労働者にとっては、特殊能力でもない限り、リスク無しでは、資産を増やせない。
「ゼロ金利」の世界は、生き地獄かもしれない。
しかし、希望を捨てる必要はない。
夢や目標を持ち、粘り強く努力すれば、どんな状況でも成功への道は必ず見つかる。
だから今こそ、新たな可能性を模索し、勇気を持って一歩を踏み出す時かもしれない。
未来は私たち次第なのだら。