これまでの日本の大学教育は、ぬるま湯。そのおかげで、日本は二流国家へ、まっしぐら。
高校までは、なんとか、まともな教育が行われていても、大学以降は、ぼろぼろ。
大学では、とにかく、実社会で役に立つことを教えるべきだろう。
これまでの、学者を育てるような教育は、無意味。学生もそれをわかっているから、役に立たないアカデミズムに背を向けて、就活に向けて、勉強はそっちのけ。
そうした学生の売りは、頭よりも人柄や協調性。これでは、就活に成功したとしても、すぐにお陀仏。
それどころか、時代の変化で、就職先が轟沈したらどうするのか。まあ、そんな先のことは、考えていないようだが。
現在の「世界の企業価値ランキング」上位の会社の中には、20世紀には、無名だった会社や、存在すらしていなかった会社が、たくさんある。
昔、誰かが創ったビジネスモデルに立脚した、伝統ある企業に入って、甘い汁を吸おうとする人間しか輩出できない、今の大学教育では、何の役にも立たない。
近い将来、政府も、企業も、自分の生存にとって、役に立たなくなる時代が来る。
自分の道は、自分で切り開く能力と気概のある人間を育てることが、大学にとって必要ではないか。