良寛さんなど
偉大な人 歴史に残るほどの人の言葉は御馳走である
この言葉なら美味しく食べられる
真冬の凍てつく日々
五合庵に一人
ボロ行燈の傍に寄り
ゆらめく暗い黄色い光に本をかざし
物思いに耽る日々を過ごしたんだね
いいね
俺は何にも取り柄はないけど
一人遊びだけは子供の頃から得意だった
良寛さんも同じ人だったと思うと
その一点だけで
この人が身近になる
人と交わるとふと寂しさがつのる時もある
沢山の人と交わるほど孤独の意味がひしひしと伝わってくる
一人でいる時だけ孤独を忘れる事が出来る
自分がカタワだと思う時
世間さまとずれていると感じる時
こんな立派な人でも
自分とおんなじ感覚を持っている事を知ると
ホッとする
自分の仲間がいる事がとても嬉しい