軽薄と言うもの

吉行淳之介さんの本　「軽薄のすすめ」

内容は決して軽薄なテーマだけではなかった

重厚な人　軽薄な人
男なら重厚と言われたほうが嬉しいし　年齢と共にそれを目指すものだ
だが人には器というものがある

ないものねだりの子守唄では　トラの皮をかぶった猫ちゃんになる

体重は重いより軽めのほうがいい場合もあるし
飛行機の材料は　鉄より　アルミやチタンやカーボンのように軽くて丈夫なほうがいい
文鎮や漬物石は重いほうがいい

重厚と軽薄

重爆撃機と戦闘機の違いかな

いや　軽薄がいいわけではない
向き不向き　努力の問題ではない

そゆうふう風に生まれついたのだから　いいではないか
どうも　自分は開き直ってきているようだ
なんせ開き直るの好みだから



我が家もサミットに合わせて省エネ　
上野駅には警察官がいっぱいだった
世間様は世間様　自分たちは自分たち
人様や社会に迷惑をかけず生活する
その事だけでも　結構難しいものだ

世間に背を向けながらも　世間から離れられなかった　世間師山頭火


「しぐるるや死なないでいる」山頭火

う～ん　寂しげだな　しみじみだな　哀しい




「出来が悪くてどこが悪いまだ生きている」たか

「仏に呆れられてまだ生きている」たか

「髪にも神にも見放されてまだ生きている」たか


う～ん　どうも最後のはいじまし過ぎる気がしないでもない

「かみほとけなんかくやしい花いちもんめ」たか

う～ん　

「上等だ生きまくってやる今に見ておれ」たか

全然句になってねぇ　でも俺らしい

ま　いいか

今朝は小雨　夜が明ける前から小鳥たちが賑やかだった