時々訪れてみたくなる場所ってあるものだ
何故と考えてみるが全て後付の理由のような気がするが
一番の理由は 海だろう 海の匂いと海の音
何時も沢山の人がいる おしゃべりが流れてゆく
都会でありながら 時の流れがゆっくりしている
何の目的も無く 動き回り移動する安堵感もある
が 自分は動かず 回りが移動してゆく安堵感もある
昨日は枯れた芝の上だったが
ここに来ると
ベンチで 缶コーヒー飲みながら 文庫本を開き
時々 目を上げて港の風景 船の風景 鴎の風景 足元に来る鳩の風景を眺めることが多い
近場であれば
天気がよくて 穏やかな週末は
日がな一日 ぼんやりしていたい
俺より年配のお父さんたちが
あっちに一人 こっちに一人 何語るでもなく
遠くを見ていた
きっと 頭の中にはいろんな風景が浮かんでいることだろう
お父さんたちの事がわかるようになった
賑やかなのに 静かに過ごせる場所
１時間ゆっくりと過ごせた
