中学の時、期末試験国語のテストで100点を取った。
次の日S教頭先生に職員室に呼び出された。
職員室に置いていた答案用紙が試験前日なくなったという・・・
何だかんだ言われた。何を言われたか今となってはよく覚えていないが
結局、君が職員室に忍び込んで解答用紙を盗んだんだろう・・・
と言う話になってしまった。
大人になったいつごろからか、なぜあの時「違います」とハッキリ
言わなかったんだろう? そう思いつつ何十年が過ぎ去った。
何故だか分らないけど言えなかった。
もちろん そんなこと、するわけもない、でも言えなかった・・なぜだろう?
「広島・中3自殺・万引きをしたとする誤った記録」の記事で当時のことを
思い出してしまった。
「1年生の時、万引きがありますね」「あっ、はい」と答えたという。
我々大人はなぜ「万引きなんかしていません」と言わなかったのだろうか・・・と
私が疑われたのは次のようないきさつがあったからだと思う。
私は国語だけは得意で80点以下を取ったことは無いくらいで大好きだった。
期末試験の一週間前にも8キロ離れた町の書店へ「問題集」を買いに行った。
くり返し何回も問題集をやっているうちに自然に「丸覚え」していたのです。
悪知恵のついた今頃ならちょっとヒネくって回答したでしょうが
なんせ中学生、記憶していた模範解答をそのまま記入してしまいました。
○×数字なら不思議はないが記述式の解答欄に模範解答をそのまま(苦笑)
でも、私のやったことは少しも間違っていないと今でも思っています。
むしろ先生が自分で問題を作らず問題集をそのまま丸投げ、期末試験の
テストにしたこと、悪いとは言わないが「手抜きじゃないの先生」と言いたいね。
いやいや、その前に生徒を疑い盗人と決めつけること自体が「教師失格」だと思います!
卒業してからS先生とは会っていませんが、その後校長になられたとか、いやはや・・・
たぶんS先生亡くなられたことと思いますが、私があの世にいったら
前世の私の「無念のおもい」を先生にお話しして誤解を解き放ちたいと思います。
広島の事件の無念さを思い55年前のことを思い出し投稿しました。