その必要性に関しては意見の別れる水草水槽での消灯時エアレーション
うちではずっと一貫して行っています
インラインでのシステムは以前にも書きましたが、実際の効果などについて書いてみます
まず主たる目的として消灯後の溶存CO2の速やかな追い出しがあげられます
夜間、消灯時は水草も光合成ではなく酸素を取り込み呼吸するというのは周知です
となると、夜間は生体、水草、ろ過バクテリアのすべてが酸素を必要とするということになります
よって点灯時よりも水槽内での酸素要求量は高まるわけですから、それを補うためにエアレーションは効果的と考えています
特にろ過バクテリアは酸素要求量が高く、密閉したフィルターケース内の水流をメンテナンスなどで止めると、30分程度で酸欠になり始めるというデータもあります
次に油膜の除去.防止効果です
油膜といっても発生要因は死滅したろ過バクテリアや枯れ葉などのセルロースが分解される過程での有機物など様々ありますが、止水環境ほど顕著に見られます
水草水槽ではCO2添加時のロスを避けるために水面をなるべく波立たせないことが多いですが、夜間は逆にエアレーションによって水面が波立つことにより、油膜を発生前に破砕する効果と、波立つことによる酸素供給でろ過バクテリアのダメージを予防する効果が見込めます
うちは小型水槽3本ですが、インライン添加ですのでフィルターの水圧に負けないよう、かなり大きめのエアポンプを分岐して使用しています
キョーリンのC-8000という機種で、本来90センチ水槽以上に適合するものですが、スペック上45センチ水槽×6という記述から選んだものです
導入前に懸念していた騒音も実に静かでオススメできます
ネイチャーアクアリウムを始めたばかりの頃にはさして必要と思っていなかったエアレーションですが、夏場高水温時に油膜を見て開始以降、副次的に藻類の発生も減ったように感じます
私自身は水槽内のバランスを取るためのひとつの方法として欠かせないものと捉えています
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以前5mmさんにコメントいただいたので、夜間だけエアレーションしようかと考えていました。
しかし、ES-300のことなどあって忘れてしまっていました。(^^ゞ
インライン化しようと思っていましたがWPWのエアマスターもそこそこのお値段なので躊躇していました。
今もアクア予算が尽きてしまったので、インライン化はまだまだ先になりそうです。
エアレーションはリリィを水面上に出しても可能ですよ…毎日は面倒ですが(笑)
インライン化はまた折りを見ればいいと思います
ゆっくりでいきましょう
長く続ける秘訣ですね
エアーのインライン化にはしたいと思っていますが、酸素の溶解度はエアーストーンと比べてどうなのでしょうか?
エアーストーンは底に置くので水面までの距離がありますが、インライン化だとホースの中から出てくるまでの間にとけ込むのってことですかね。
リリイパイプから出てくる水面のハネはどうでしょうか?
水草水槽をやっていく上で切っては切り離せない物なのでしょうね。
何故ならワンルームだと寝てる時うるさいから(笑)
小型水槽だから水面からの取り込みで何とかなってますが、大型水槽を維持するときはエアレーションを見直さないといけませんね。
エアレーションによる酸素の融解は、気泡そのものよりも気泡による水面の揺れや水の動きにより水面から溶け込むものが主体です
ストーン使用の場合もあまり気泡が細かいと水も動きにくく効率は悪くなります
水に溶けやすいCO2とは逆ですね
インライン化の利点はこの効率の良さでしょう
ストーン使用でも目立つことはさて置き同様の効果は得られますよ
水面からの酸素取り込みですが、水面がある程度揺れていれば可能かと思います
ただ、水草水槽ではCO2を逃がさないようになるべく水面を波立たせないセットをする事が多く、結果エアレーションにより夜間は水面を波立たせて酸素供給を促しています
インラインでのエアレーションは意外に静かですよ