心は元気ですか?

最近心の健康が日本だけでなく、世界中でおかしくなっているように思います。そう思う方読んでください。

ボストンから久し振り

2009年12月21日 12時16分55秒 | Weblog
本当にお久しぶりです。
ずーーと忙しくて日本に帰国できませんでした。こちらはとても寒いです。
久しぶりに投稿しますが、覚えてくれている人がいないのではないかと心配しています。
今日はフロイトとユングの話をします。
フロイトはユダヤ人で自分の業績を世に示したかったのです。ユングは正統的なクリスチャンの神父を父に持ち、業績のことは気になりませんでした。そしてフロイトはヒステリー(神経症)を主に自由連想法で無意識から意識に浮き上がると症状が消えていました。ユングは最初はフロイトの「夢判断」を読んでフロイトと親子ほどの年齢差を超えて意気投合をしましたが、アメリカのクラーク大学に二人が招聘されて、船旅をした時にフロイトのユングの分析がすべて性的なものに還元することに違和感を覚え、袂を分かつことにします。
ユングはフロイトが診た神経症よりはるかに重症の統合失調症を相手に心理分析をし、無意識の中に家族、国家、文化、あらゆるものを含む普遍的な無意識に気付きました。ですからユングは世界中を旅し、無意識の中の統合されたものを実感しました。
フロイトが活躍した時代にフリーマンのトロイの遺跡とかが発見され、エジプトやトロイの遺跡の収集家として知られています。フロイトが著した、最後の著書が「モーゼと一神教」であるのは、読まれると感じますが、ユングと同じ感覚を持ったような気がします。
ユングが統合失調症の患者さんから聴いたことは、普通の医師なら幻聴と判断するのが、ユングは明らかに違った判断をしました。なぜなら多くの患者が共通したテーマの話をするからです。
現在では抗新製薬がありますから、統合失調症の患者さんでも仕事をして家庭をもって普通の生活をしている人がたくさんいます。逆にうつ病による自殺の増加が問題視されています。

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