昨晩は熱が出なかったから、朝の血液検査でCRP(炎症反応)が高くなければ手術は予定通り決行です。でも手術室のキカイだしの女の子に全裸を見られるのは、結構恥ずかしいです。看護士は見慣れているから、何とも思わないけど。でも退院したら、横浜ベイシェラトンの相模でステーキのご馳走を約束してるから。今日は左足を4Cm長くする手術です。僕の両足には人工股関節が入っています。若いころ大量の飲酒が原因です
僕は大学を卒業して華やかなりしころの総合商社に入社しました。直ぐにニューヨーク駐在で夜の接待が続きました。毎日1本のボトルを飲みました。5年駐在していて東京本社に戻ってきたころから、胡坐がかけなくなりました。おかしいので病院でみてもらうと、両大腿骨董壊死という病気でこの病気は副腎皮質ホルモンを摂っていたか、大量飲酒のどちらかしかないと言われ、お酒が原因でこの病気になりました。お酒はやめて27年経ちます。
両脚に人工股関節が入っています。9月に手術した時は左足が5mm長かったのですが、今回の手術では4Cm短くなっていました。今日の手術で左足を4Cm長くする手術をします。今日は多分食事をできないでしょう。でももうお腹が空いています。もう何回も手術していますから不安もなければ、医師にまかせるだけです。ただ点滴に薬を入れて落ちる時が少し怖いです。本当に落ちるのです。
犯罪番組でよくクロロホルムを香がして眠らせるシーンがありますが、あれの医療版です。僕は眠くなりますよと言われたら、時計を見ます。手術が終わって、麻酔から覚めた時にも時計を見ます。右足の人工股関節はニューヨークに出張だった時に人工骨頭が壊れて、コロンビア大学付属病院で手術を受けました。そちらは何の問題もないのに左側は問題だらけでもう20回以上手術を受けているでしょう。MRSAという感染症になってしまったからです。
黄色ブドウ球菌はどこにでもいる、ありふれた細菌ですが、入る所によっては炎症を引き起こします。炎症を抑えるために抗生物質の点滴で治療します。概ねそれで治癒するのですが、僕の場合は抗生物質に耐性がついてしまって、パンコマイシンという抗生剤しか効きません。でも感染症は落ち着いていたのですが、人工股関節が直ぐ外れてしまうのです。多分足が短くなってゆるくなってるということでしょう。明日は手術の結果をお知らせします。僕の心は元気です。みなさんはいかがですか。