心は元気ですか?

最近心の健康が日本だけでなく、世界中でおかしくなっているように思います。そう思う方読んでください。

今日は退院初の診察でした

2013年02月14日 11時08分03秒 | Weblog

今日から、境界性人格障害について話します。とても診断が難しい病気です。でもとても生きにくい人生を送っています。そもそも完璧な人格を持っている人など、いません。どこか短所も持っているのが、普通の人です。境界性人格障害の人は普通の人より、少しどこかに問題を抱えて生きています。ですから生きにくいのです。統合失調とは診断できないが、少し近い所がある。

気分の浮き沈みは誰でも持っています。でもその浮き沈みが激しい人は、両極性障害。そこまでいかないが、かなり当てはまる人がこの病気です。うつ状態に近いがうつ病までいかない、そんな人いくらでもいるでしょう。でもそれはこの病気ではありません。人格に問題があるのです。殺人犯が裁判で無罪になるのは、責任能力が認められない場合です。この病気の人は限りなく患者に近いところで社会生活を営んでいます。

こう診断されたら、経過観察の時間が必要です。直ぐに薬を処方することはありません。まずどこが一番問題があるか、観察します。幻覚が出るようであれば、直ぐに入院治療が求められます。しかし案外多くの人が、境界にいると思います。非常に怒りやすい人、直ぐに異常行動(理解できない行動)に走る人は、もう境界性人格障害だと言えると思います。

では短気な人はみんなそうかと言うと、それは違います。長所と短所は、コインの裏表です。短気な人は、決断力が速い。おっとりした人は、慎重だ。全て裏を見れば短所が長所に変わります。人を使うには短所を見ずに長所を伸ばすことを考えて、使ってみてください。


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