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宅配弁当の配達に来る60代女性。
何故か関係のない当家の自宅車庫前まで配達に使っている自家用車を停めてお弁当の配達をしており「なぜ迷惑になるのに他所の車庫前に停めるのかなぁ」と思いながらも長時間停めるわけでもないので見掛けても挨拶する程度にしていました。
お弁当を配達していたその女性もこちらが挨拶すると「すぐ動かしますから、すみません」などと言葉を交わしていました。
今日、配達中にたまたま その車の助手席を見ると
高齢の小さな男性が縮こまって乗っていました。
配達の女性の御主人か、ご主人の親御さん、若しくはご自分のお父さまかも知れません。
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身体の具合が悪いか、健康体であっても認知症で眼を離すと何処かへ行ってしまう方かもしれません。
そんな状況であつたとすると
それでも働かなくてはならない環境にあったら
一緒に自家用車で移動できて、この猛暑の中でも連れて歩けて、仕事も出来る「宅配弁当の配達」という仕事は最適なのでしょう。
すべては推定でしかありませんが
この「自家用軽ワゴン車で、毎日まいにち雨の日も、風の日も、極寒の日も、猛暑の日も一緒に居られる配達という仕事に就いている高齢女性」
って素晴らしい。尊敬するに値する人だと思います。
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世の中に害毒を振り撒く業種で、有り余るほどのお金を稼いでも
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決して尊敬される人物にはなり得ません。
人品骨柄卑しい人です。神仏からみると下品 (げぼん) な方々。現代日本では勝ち組と言われていますが決して上品 (じょうぼん) な生き物ではありません。
武漢ウイルス感染防止のために移動の自粛を求められ、
「もう我慢できない」
「限界!」
「旅行くらい行きたい」
「飲み会くらい自由だ」
等々の些細な我慢も出来ずに不平不満・鬱憤を溜める人たちと同類でしょう。
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自粛とかではなくても
「旅行なんて行けないのが当たり前」
「飲み会なんてできない」
「休みなんて無い」
「昼も夜も気が休まる時もない」
「毎日が疲労困憊」
「どうしても働かなくてはならない!」
これがエンドレスでずっと続く。
という立場の人も世の中にはたくさんいる。こんなことを考えさせられました。
そうでない人は、かなり幸せな立場に居させてもらっているのを自覚させられました。