地底小人の日和たび

週末小旅行と地球のすきまにもぐる旅

通りすがりの沖縄観光

2011年06月15日 19時54分47秒 | 旅行
GWは沖永良部島でケイビング(洞窟探検)ざんまいの予定を立てた

しかし、沖永良部島は2日に便しかフェリーがないということで、
沖縄に2泊してプチ観光をすることにした

4月29日、20:00に羽田を立つ
那覇空港についたのは23時近く。

空港を出ると風が暖かく、南に来た〜って感じ

宿はゆいレールの県庁前駅を降りて、国際通りにある「ゲストハウスCoCoShanti
地図は持っていたものの、ものの見事に迷って九茂地周辺をぐるぐる
しかも荷物が、70リットルのザックと20リットルのザックという、総重量20キロ超の大荷物だったから汗だく

結局、電話して迎えにきてもらう
わからなかったのも当然、お宿は路地とも言えない、建物と建物の隙間の通路を入った先にあった
一軒家を改造して作ったCoCoShantiは、入るとき思わず「おじゃまします〜」と言ってしまったくらいのアットホームなお宿

玄関を入ると2匹の可愛い犬たちが迎えてくれた
お宿のYさんが2匹が親犬のちーちゃんとその子犬のコボンだと教えてくれた。
体は子どものコボンのほうが大きい 2匹とも人懐っこくてほんとに可愛い

汗だくになった体をシャワーでスッキリさせて、居間でコンビニで買ったご飯を食べながら、
Yさんや他の宿泊者さんから観光情報を教えてもらう。

実は玉泉洞に行くことを最大の目的にしていたのでそこを中心に計画を立てる。
Yさんの話だとどうやらレンタカーが一番いいらしい。
レンタって高いんじゃないとビビリ気味な私
と、そこでYさんがOTSレンタカーの案内と割引券を持ってきてくれた
なんと4人乗りクラスの車を1日利用でたった5000円弱沖縄のレンタってやすいってびっくり

島の南部を回る計画を立てた頃には既に2時に
みんなはまだおしゃべりを続けていたけれど、私は先に寝ました

翌日
7時、まだみんなは寝ているみたいで静かな宿をそっと抜け出して出発
国際通りもまだ眠りの中って感じで静か
朝ご飯を食べれるところはないかな〜って探しながら牧志駅まで行く。
そこからゆいレールでおもろまち駅へ。ここのDFSにレンタの営業所がある。

が、しかし8時からだと思っていた開店は9時で
朝ごはんをもと求めて駅周辺を回るも、まだ開店してなく、仕方なくコンビニで朝ごはんをゲット

さてさて、手続きをしていざレンタカーのもとへ。
と、そこに待っていたのは真っ赤なフィット今日一日の旅のお供はこの子でした
出発っ

なれない道にびくつきながらも、国道331号線を南下まずは最初の目的地へ

ひめゆりの塔
ひめゆりの塔の前にはガマが。
洞窟好きとして思わず身を乗り出すも、資料館でここが伊原第3外科壕と知り、ここで、この周辺で何が起こったのかを知る・・・
1945年6月18日、ひめゆり学徒隊に解散命令が出された翌日の19日早朝、米軍のガズ弾攻撃を受け
この壕に残っていた100名あまりの、ひめゆり学徒隊を含む陸軍病院関係者、通信兵、住民などのうち80名あまりが亡くなった。

資料館を見学して、なんとも言えない苦しい気持ちになった。
15歳から19歳の、自分より年下の、学生生活を楽しく送っていたたくさんの女子学生たちが
なんにも知らないまま、いきなり満足な設備もない地下壕病院に送り込まれ
なんにもわからないまま、酷い傷の看病や、死体の埋葬までも行わなければならなかったその気持ちはどんなだったんだろうって
自分だったらって考えると・・・

青春時代ってやっぱり人生の中で一番思い出深い時期なんだと思う。
私の祖父も満洲に行って、シベリアに送られているけれども、今でもその当時のことをよく話す。
それも辛かったことよりも、いたずらしたり、同年代の人とじゃれあった楽しかったことを。
でもそこは戦場で・・・

戦争が人生の大事な時間を、時間だけでなく命も奪ってしまうのは確か
そしてそこには、奪うという言葉では理不尽なほど、失われたというにはあまりにも確かな、
ひとりひとりのかけがえのない人生があるんだということを思った。


沖縄ワールド玉泉洞
さて、ちょろっと道に迷うも、正午過ぎに、今回の観光の目玉玉泉洞のあるおきなわワールドに到着
ここにはケイバーが1人働いていて、会いたかったのだけど、いきなり連絡も無く行ってしまったので会えなかった。
お忙しい中、なん人もの職員の方に聞きまくってしまい申し訳ありませんでした

玉泉洞は観光洞としては、私の中では日本一だと思った
スケール、鍾乳石の豊富さ、演出の面白さ、照明の当て方etc・・・
ただ豊富すぎる鍾乳石のせいか、通路を作るためにつらら石が数メートル見事に折られていたのは、ちょっと切なかった
でも、折れたつらら石の先端から既にストローらしき鍾乳石が出来始めているのは、さすが成長の早い琉球石灰岩だと思った

洞内であまりにもじっくりと見てしまったため、残りの王国村は駆け足で通り過ぎる
それでも、琉球硝子や藍染、植物園近くの南国フルーツが売っているところではかなり足を止めた
15時ごろがぱらぱらと降る中、王国を後にする。
今度来るときは、隣のカンガラーの谷(ケイブカフェもある)と合わせて1日ゆっくり満喫したい


斎場御嶽(せーふぁうたき)
おきなわワールドから再び331号に戻り、今度は斎場御嶽を目指す。

と・こ・ろ・が、私はどうしても通りたい道があった。
それが県道86号線にあるニライカナイ橋
小雨の降る天気だったので、真っ青な海を望みながら走るということはできなかったが、
それでも全長660mの緩やかにカーブする橋は、なかなか良かった
結構歩いている人もいっぱいて、晴れだったら私も歩いて通りたいと思ってしまった

さて、そうしてまた331号に戻ってすぐに斎場御嶽がある。
御嶽とは南西諸島に広く分布している聖地らしく、斎場御嶽は琉球王国最高の聖地だったとか。
基本的に石灰岩の露岩が儀式の場所となっていて、つらら石も随所に見られた。
ここで圧巻なのが2枚の巨大岩が作り出している景観だ。
また今でも聖地として崇められているので、触ったりしてはいけない壁や壺があったのも感慨深かった。

レンタの返却時間が迫ってきて、帰路につく。
途中でものすごく眠くなったけど、さんぴん茶と沖縄限定紫芋プレッチェルで元気を出して、
無事にレンタを返却。時間が過ぎていたけれど特に何も言われず

国際通りに歩いて戻り、キティちゃん好きの妹のために沖縄限定キティグッツのお土産を買ったり
お土産屋さんなどを見ながら宿の方へ

途中で寄ったフローズンヨーグルトのお店では、セルフでやり方が分からずしたけど
ココナッツヨーグルトとタピオカに大満足おいしかった〜

やっぱり「ただいま」という雰囲気のお宿にもどり、チーちゃんのお出迎えを受ける
雨で濡れてしまった体をシャワーでさっぱりさせ、居間へ

Yさんはお出かけしているとのことだったけれども、AさんやHさん、Nさんたち宿泊者とケーキやコーヒーを飲みながら談笑
実は皆さん、ここやほかのゲストハウスに住んでバイトしながら沖縄で生活しているとか
うらやまし〜
私もせめて通りすがりじゃなく来て、ゆっくり沖縄を満喫したいと思った

そして、私も東京でこんな居心地のいいゲストハウスをつくってみたい〜
そんな夢を抱いてしまった沖縄でした