地底小人の日和たび

週末小旅行と地球のすきまにもぐる旅

椿の利島への旅

2011年03月23日 21時03分04秒 | 週末旅行
日帰りで行ける島へ行こう!

3月4日22:00、竹芝桟橋から東海汽船のあぜりあ丸に乗って出発。

山育ちのせいか、海と船が大好きな私はさっそく船内を探検♪
船特有の丸い窓や、雰囲気満点のお手洗いの様子にわくわく

デッキに出でみると、そこらでさっそく毛布に包まり酒盛りを始めている人々が

羽田空港の脇を通るときに、着陸を待つ飛行機が列になって空に浮かんでいる様を始めて見た。
ちっとも途切れない光の列に、羽田の過密ぶりを肌で感じつつも、
1機が着陸してもまた、ぽっと列にまた1機と飛行機が加わる光の列を飽きずにしばらく眺めていた

船は横浜港により、いよいよ東京湾を出て伊豆諸島へ
24時前には船内は消灯となった

5日6:00、大島到着のアナウンスで目が覚める。
2等の椅子席だったにもかかわらず、ぐっすりと眠れた。


大島で日の出を迎えた


7:40頃に利島に到着

フェリーの待合室でささっと朝食を取りいざ、町の中へ


はしけと海の歴史広場
東屋があってその中にふねとはしけが置かれていた。
ここからは港が見渡せて、バーベキュー用と思われる囲いもあったのになんとこの島は↓

残念

土曜日の静かな町の中をそっと通り抜け、島の頂上、宮塚山へ行く道に


町のはずれから山の中腹辺りまで椿畑が広がる。


椿畑は下草が刈られ、とてもきれいに整備されていた。


真っ赤に咲き誇る椿畑の中を歩き、
宮塚山の登山道へ。入り口はちょと草ぼうぼうで一瞬、ここでいいのかな?と不安になったけど上っていくとそれなりに整備されていた。


登り始めて1時間ほどで展望台に着く。
ここからは利島の町と港が一望できた。大島も見えてとっても気持ちがよかった。

そこから5分くらいで宮塚山の頂上へ出た。
しかし木々に覆われて展望はまったくよくなく、別の場所に展望台が設けられている理由がよくわかった。

ちなみに、登山道にはところどころ丁寧な案内板があった(「もうすぐ」「すぐそこ」などと頂上までの道案内をしてくれる

下山は町とは反対側に降りてみる。
こちらには南ヶ山園地がある。
ところどころに池もあるとてもよく整備された公園だ。
でも島のこちら側には、今は人は住んでいないみたいだった。



写真ではうまく撮れなかったけれども、南ヶ山園地からは神津島や八丈島、三宅島までを見渡せた。
そこで一番目を引いたのが、1つだけまっ平らといっていい式根島。
ほかの島が島らしく盛り上がっているのになんで、式根島だけあんなに平らなのだろう。
よし、次は式根島だっ!

利島にはいくつか有名な巨木があるのだけれども、神代椿と大イヌマキは見つけられず、見られたのは

この大シイ
でも巨木好きとしては、根っこが絡まりあい、何本もの樹が絡まりあい、真ん中が朽ちて空洞化している、
歳月を感じさせる姿にうっとり


甘夏の木。ちょこっといただいてしまいました。甘酸っぱくておいしかった

大山小山神社(幾段もの階段を登ったところに小さなお社があるのだけれども、なぜかお賽銭箱は階段の下にあった。
これって、参拝者が階段を登らなくて済むようにという配慮?それともお賽銭を集めやすくするため・・・?なんて勘繰ってしまった)
阿豆佐和気命本宮を詣でて島を一周している道をたどって再び町へ

ちょうどお昼ということで、島唯一の食堂に向かってみるも、やってる気配なし・・・
ここは事前に予約しないとだめということでした。

そこで町の地図(街中のいたるところにあり、丁寧にお店や施設などが書かれている)を見ながら商店を幾つか巡りパンをゲット
そしてはしけと海の歴史広場に戻って昼食

で、なんとこんなものが売ってました↓初めて見て興味本位で買ってみたもののお味は・・・(苦笑)



14時半の下田行きの船まで時間があったので海岸を散策

こんな不思議な建物はお手洗いでした


14:30には下田行きの船に乗り込み利島に別れを告げました。


島の概略図。
こんな感じで半日で十分に見て回れました。
椿畑の美しい、居心地のよい島でした。
日帰りできるのに、ちゃんと離島感が味わえる島としていい感じ


利島の遠景。隣の三角形のかっこいい島は無人島らしい。行ってみたい

2時間弱で下田に着き、このあとは干物を買ったり、金目鯛のお刺身定食を食べたりして帰路につきました。
実は帰り道に都心に一番近いローカル線&工場萌えができる鶴見線を経由したけれども、それはまた今度