区の市バス&ウォーキングで巡る小さな旅で、西京区の古墳を中心として、自然などの勉強ができました。地元の方でもなかなか詳しい歴史やいわれなどを知っておられないので、今回は、地元ボランティアの方、文化財保護課の方々、大枝古墳群保存会の方々の丁寧な説明があり大変わかりやすく楽しく見学できました。
西京区には秦氏関係の古墳がたくさんあります。難しい地名の物集女街道は、一説に愛宕詣に行く旅人目当てに物売りの桂女たちが集まって、いろいろなものを販売したとか、仁徳天皇の側近の東漢氏が勢力から排除され大原野に移り住み、物集女氏になったともいわれています。物集女という言葉には、葬送、埋葬の地という意味もあると何かの地名の本で読んだ記憶があります。
今回は、古墳後期の洛西ニュータウン内にある福西古墳群、長岡京市に近い石見今里地域の芝古墳(国指定史跡)、桂坂にある大枝古墳群などや西京区に唯一平安時代から創建されたお寺で、現在は知恩院が本山の珍しいお寺があります。かつては、大原野中学校の近くにあったようで、丹波街道に近いという意味合いがあると思います。
洛西ニュータウンでは、ヤマボウシの花、サツキの花、タイサンボクの花、ユリの花が咲いていました。ユリノキは、数えきれないほどの花が付いていました。
芝古墳辺りは、ウグイスの鳴き声が聞こえたり、サツキの花、テイカカズラの花、ウツギの花など色とりどりの花が見られました。
桂坂古墳群のある桂坂公園内では、リョウブの花、ウツギの花などが見られ、シジュウガラ、コゲラ、ウグイスの鳴き声が聞こえていました。
古墳の石室に入らさせてもらいましたら、天井石近くに1頭の小さなコウモリが飛んでいました。イエコウモリは、夕刻に家近くなどでは無数に飛んでいます。
自分の家に巣があったころには、家の中を飛び回り、捕まえようとして鋭い牙でケガしそうになりました。
今回は、イエコウモリ以外のコウモリを見たいと思っていたので、見られてとても喜んでいます。(ウサギコウモリ)
日本の国蝶のオオムラサキを1度は見たいと思っていたころがありましたが、3年前に塚本先生の助言で見ることができました。2度見る機会がありました。
タヌキ、シカ、猿は、桂坂で見ることができました。キツネは昨年偶然に見ることができました。
深泥池では、ミツガシワ、ハッチョウトンボ、ヨツボシトンボ、オオゴキブリなどが見られて、貴重な体験をしました。
縁があればまたいろいろなものが見られるかもしれないので、できるだけ外へ出かけていきたいものです。