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櫟谷社のお神輿が令和記念で町内をまわりました!

2019-11-23 17:40:25 | 日記
 西京区に住んでもう50年ほどになります。この地域には洛中と違って大きなお祭りとか、お神輿はありません。
また、有名な寺院も数えるほどしか借りません。
 かつては乙訓と呼ばれた地域で、京都市内に編入されたのは数十年前になります。洛中の方はバカにしたように川向うですかとか言われる地域です。
 お地蔵さまも洛中のように掘ったら出土して、お祭りできるような歴史もなく、京の食を賄う穀倉地帯です。
 洛西ニュータウンが京都市の住宅供給公社が開発されてから、市街地になった歴史の浅い地域に住んでいます。
町内のお神輿はありませんが、近隣の町内にあるお神輿は正式なお神輿ではなく、簡単に作られた子供神輿や樽神輿が多いようです。
 お地蔵さまも壬生寺からお借りしたものを返さずに今尚大事に子供たちの地蔵盆に使われています。借りられなかった地域で、お地蔵さんの代わりに町内に住んで居る仏師の方に頼んで、仏様を掘ってもらい地蔵堂にお祭りしている町内もあります。
 私はかつて、会社の先輩に京都に関連することはすべて知っていて当たり前と叱咤されました。なぜですかと聞くと京都人はすべて知っておられる。お前は勉強不足だといわれました。しかし、会社を辞めていろいろな方とお話しましたが、そんなに詳しく知っている方はありませんでした。なぜそんなに知りたいのですか。そこまで知らなくてもよいのではないですかと花遊小路の植松さんらに言われました。今では会社の先輩はバカだったと思っています。真に受けたのが今では恥ずかしい。

 前置きはさておき、大きな松尾祭に使われる櫟谷社の神輿が町内を約3時間ほどかけて150人ほどの方がいろいろな形で参加され盛大な巡回が行われ大変ありがたく感じました。関係者の方々ありがとうございました。
 私の住む町内にも新しい令和になって、新しい街つくり、人のつながりに大いに期待したいです。
 やっと長年かかって、おいでの時に、上桂御霊神社鳥居前で行われる神輿担ぎがどのような状態かも知ることができました。梅宮大社の氏子さんも担ぎ手に参加されていて、松尾大社の氏子さんに聞くと昔言われていたように氏子争いなんてなくとても仲良くやっていますよというお話でした。
 道案内に昔からの旧家の方がいらして、昔の街道筋、かつて桂小学校にあった観音寺の後の弥勒寺さんで今なお観音経の行事が行われていることを知りました。知っておられる方は本当に少ないのが実情です。
 朝原内親王の位牌があるかと聞くとそれは見たことはありませんということでした。
 余談ですが、朝原(あさはら)と江戸時代まで呼ばれていました。昔の方は「ちょうばら」と読まれたようです。明治になって、「ちょうばら」から訛って「千代原」と呼ばれるようになったと聞いています。高価な平凡社の京都編の地名図鑑には載っていません。

(元会社の先輩の都草の森支部長から京都に関連することをいろいろとすべて関連することまで知れと言われて、最初のころに1万円くらいだろうと購入したら3万円もしてびっくり、竹村さんの新名所図会も全巻購入したら全部で7万円ほど行ったので目が飛び出ました。こずかいがとんでいってしまいました。自分の好きなものや趣味なんかに使いたいのに!言っている本人はそんなこと知らないのでしょね。たちのわるいいじめです!

 いろいろと晴天に恵まれ、楽しく近所の方やお世話役の方、担ぎ手氏子さんたちに貴重なお話が聞け、とても有意義な1日となりました。感謝!お礼!

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