2016年4月、熊本の大震災が発生し多くの住宅が倒壊し
国宝の 一之宮 阿蘇神社 も倒壊しました。
今後の住宅耐震について考えていた時
何年か前に お寺の和尚さんより
五重塔の内部が特別公開の時だけ見れる話を思い出し
5月に見に行きました。
京都 東寺
耐震構造の五重塔
今まで、何度も再建されて5代目の塔ですが、
すべて落雷による火災や原因不明の火災で焼失していて
地震や台風では倒れていないと言うことに驚きます。
文禄5年(1596年)の機内におきた大地震のときは、
南大門、北大門、中門、食堂、講堂など低い建物や門が倒れたそうですが
55メートルもある五重塔は、倒れなかったという事です。(三浦俊良著 東寺の謎より)
現在建てられている住宅は、「在来工法」という筋違で揺れを止める工法で
構造そのものには揺れを止める力はありません。
一方、「伝統木構造工法」という釘を使わずに木組といわれる
木と木をつなぐ技法で建てられた工法は、
揺れに対しては、貫きや足固め、差し鴨居など数多くの部材で持ちこたえる構造で
筋違が無くても構造自体で地震に抵抗する力を持っています。
木組の継ぎ手
揺れを止める貫(ぬき)
足固めと貫と竹組状況
いくつもの部材が揺れに対して抵抗する構造です。
熊本県立 熊本大学での耐震実験です。
木組みの構造は約27センチの変形に耐える事ができました。
柱の上下のホゾには、伝統工法の一つである
「込み栓」
が打って有ります。
五重塔が倒れない秘密は、心柱を中心に色々な部材が揺れに抵抗する力になるという事と
心柱により上層階との変形が起きにくくなるということです。
この耐震技術を住宅に活かして初期の強い揺れを筋違で止めてもし筋違が折れても
構造自体で持ちこたえる伝統木構造工法と心柱工法で
絶対倒れない構造となるように考えたのが
「心柱工法の家」 です。
New traditional technology
これから家づくりを考えている方が少しでも安心して
大地震でも安全なようにという思いで家づくりをしていきたいと思っています。
*地震に強くそしてコストダウンができる家です。
(通常の2階たてに比べ何百万かのコストダウンができます。)
今回の計画では、
心柱には、桧の150m/mx150m/mを使い
通し柱を10本配置し心柱を中心に登り梁をいれました。
また、柱の上下のホゾには
伝統工法の一つである
「込み栓」
を打っています。
太鼓梁加工
桧の心柱 150m/mx150m/m
込み栓
2代、3代と住み継がれる「栄える家」です。
宮崎県児湯郡新富町大字日置2032-14
日向灘の見える丘です。
前面がゴルフ場で芝生のグリーンや樹木が
借景でとても景色がいいですよ!
丘の上から遠くをゆっくり航行する船が見え心穏やかな時間を
過ごすことができます。
新富町の一ツ瀬川の夕焼け
富田浜
水平線からの日の出!
天気が良くても雲が有ったりして、綺麗な日の出を見れることは少ないですよ!
湖水ヶ池の蓮
この素晴らしい自然がある新富町で仕事ができることに感謝いたします。
お客様のために木の家を一生懸命に設計、施工していきます。
家の新築やリフォームをお考えの方は、お気軽にご相談ください!
店舗設計は、外部デザインから内部デザインまで
商売繁盛するように考えて提案いたします。
300棟以上の設計実績で
あなただけの個性的なデザインをご提案いたします。
対応地域:九州一円で設計、施工をしています。
「夢をかたちに 真心こめて」
設計:81一級建築士事務所
施工:81HOUSE株式会社
〒889-1401 宮崎県児湯郡新富町大字日置2032-14
TEL:0983-33-6511
FAX:0983-33-6512
一級建築士
既存住宅状況調査技術者
ヘリテージマネージャー
震災建物被災度区分判定 復旧技術者
宮崎県木造耐震診断士
富永清秀
(携帯080-1540-8181)
e-mail:eightyonehouse81@ace.ocn.ne.jp