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大川小学校(東日本大震災)

2016-10-27 | 日記

東日本大震災の津波にのみこまれ児童74人、職員10人の計84人が死亡・行方不明になり

そのうちの児童23人の遺族が、市と県を相手取った民事裁判の判決が言い渡されました。

学校にいて助かったのは児童4人と職員1人

大川小学校は海岸から約4kmに位置し、津波ハザードマップの津波予想浸水域外にあり

校庭には地域住民の方も避難してたそうです。

記事を読むと、市が災害の翌月4月に説明会を開催したとき

唯一生き残った男性教諭の説明と、生き残った児童の証言とに矛盾があり

市教委は疑問を残したまま2回で説明会を打ち切り

この児童から聞き取り調査したメモは

「子どもの記憶は変わるものだ」などとして廃棄したそうです。

 

この最初の不信感が裁判の根底にあるのでしょう

未曽有の自然大災害が発生し、その対応で市も多忙を極めていた時期と想像します

普段の日常が破壊され、皆明日をも想像できない忙殺の中での出来事

 

震災の3年後に行った大川小学校です。

裏山を見ると、まだ草も生えない津波の到達地点が分かります。

当時は学校の周りも民家が密集してたんです。

 

裏山までは100m、10mの高さに登るまで小走りで1分

この災害以来「てんでこ」・・・・各々自分の判断で散りじりに避難するって言われますが

小学校1年生の子にも自己責任  

日頃の訓練・備え・自己啓発がこれからは重要になるのでしょう。

 

判決は学校に過失

教員に柔軟な対応を求め、高い注意義務を課すよう結ばれてました。

「てんでこ」で、柔軟な対応をし、高い注意義務。。。。。。。