「姫路の小京都」呼ばれている網干の案内本が発売されました。
『歴史と景観のまち 網干を歩く』( あぼし人と景観まちづくりの会)
網干の住人である私でさえ「小京都」と呼ばれているとは知らなかったのですが、
この本の巻頭には、はっきりと「姫路の小京都」と書いてあります。
言われてみればその通りで、寺院が多く、江戸時代の町家や明治時代の洋館、柳並木の運河もあります。
さらに、京都には無い海があり、そこで見られる夕日や臨海工業地帯の夜景はの美しさは圧巻です。
【網干沖のだるま夕陽と浮島】
【網干の工場夜景】
そんな網干の自然、歴史、町並みなどの景観、寺院、行事やくらし、等の風物を余すところなく紹介したガイド本です。
食事処も紹介されていますので、この本を片手に網干を歩いてみてはいかがですか?
当ブログでも複数回、網干について記事にしています。
『姫路市網干区の近代建築(EBONY SW45で撮影)』
『網干の近代建築』
『網干の近代建築と町家』
『昔の航空写真(姫路・網干)』
上記リンクでご紹介したように、近代建築も多数あります。
【交通機関】
①山陽網干駅下車
駅前の自転車預かり店にレンタサイクルの張り紙が有りましたので、
電車で来て、自転車で廻るのが最も効率的だと思います。
②乗用車の場合は、街路での路上駐停車が難しい(すれ違い不可能な細道が多い)ため、
コインパーキングに駐車して、歩いて散策するようお勧めします。
山陽網干駐車場・タイムズ山陽網干駅南の2ヶ所にコインパーキングがあります。
③JR網干駅下車
北部散策ルートの場合のみ。
中・南部へは、神姫バスに乗り換えとなります。
以前ご紹介した「第23回 保存問題大会・長野」は大雪の為中止になっていました。
その再開催が5/24(土)~25(日)に決定したそうです。
5/25(日)の藤森照信氏の講演は一般の方には無料で開放されるとのことです。
藤森先生の講演をタダで拝聴できる又とない機会だと思いますので、皆さんも参加されてはいかがですか。
表題のイベントが
2014年2月15日(土)~16日(日)
に行われます。
近代化遺産の保存問題を考える大会で、一般からの参加も可能です。
http://www.jia-kanto.org/members/wp-content/uploads/2013/12/ae23oeyaiaaeaiiacnecaeaeaejia_a4a.pdf
(TELなどで詳細を先方に確認した上でご応募ください)
スケジュールは
15~16日AM 岡谷市とその周辺の近代化遺産見学・懇親会
16日PM 藤森照信氏の公演~パネルディスカッション「保存は未来への創造である」
全て参加すると大変ですが
藤森照信氏の公演~パネルディスカッションのみの参加でもOKのようです。
ブログをご覧の皆様も、保存問題について造詣を深める機会にされてはいかがでしょうか。
片倉館の写真は、光栄にも当ブログから採用していただきました。
有難うございました。
先頃、平凡社より太陽の地図帖10 『復興建築の東京地図』(松葉一清 監修)が出版された。
関東大震災の復興建築に焦点を当て、復興計画の全容を紹介している。
そして、エリアごとの現存建築が網羅されており、東京近代建築ガイドの決定版と言える。
ところで、この本を語るに欠かせない3冊の本がある。
松葉一清 『帝都復興せり!「建築の東京」を歩く1986‐1997』(朝日文庫・1997年)
松葉一清 『帝都復興せり!「建築の東京」を歩く』(平凡社・1988年)
石原憲治 編 『建築の東京』(都市美協会・1935年)(注:リンクを貼ったサイトに「大正10年発刊」とあるが、昭和10年の間違い)
『建築の東京』は1935年6月開催の大東京建築祭記念出版物。当時の東京の建築を500枚にも及ぶ写真で紹介している。
『建築の東京』に掲載された約450件の建築のうち、『帝都復興せり!「建築の東京」を歩く』(1988年)時点で214件、『帝都復興せり!「建築の東京」を歩く1986‐1997』時点で150件余りが現存していた。
そして今回の『復興建築の東京地図』では、『建築の東京』に掲載されていない物件も含めて、158件が現存物件として紹介されている。おそらく『建築の東京』掲載物件は、現存100件を切っているであろう。
願わくば、『復興建築の東京地図』に掲載された建築たちが、これ以上無くならないでいてほしいものだ。
お知らせです
2011年11月10日(木)~2012年1月15日(日)
日本銀行分館内の貨幣博物館で開催されるテーマ展です。
詳細は
http://www.imes.boj.or.jp/cm/tenji_htm/11theme_meiji.htm
私も会期中に見学しようと思います。
長野宇平治は私の最も好きな建築家で、阪神大震災で全壊した旧三井銀行神戸支店、日銀は岡山支店・松江支店ほか、台湾総督府などを設計しています。
表題写真は辰野金吾と長野宇平治です(貨幣博物館HP画像転載)。
【2012/1/14追記】
会期ギリギリですが、本日やっと行きました。
貨幣博物館の隅にちょっとした展示しか有りませんでしたが、
現存しておらず、知らなかった日銀支店建築の写真や資料を見ることが出来ました。
貨幣のほうは、本物の大判や番記がA000001Aの紙幣などを見て、目の保養になりました。