近代建築撮影日記

日本全国の近代建築を
大判カメラ、一眼レフ、デジカメなどで
撮影した写真で紹介していきます

Voigtländer HYPER WIDE-HELIAR 10mm F5.6 ASPHERICAL E-Mount

2022-06-18 04:04:39 | カメラ

常用している12mmでは画角が足りないことが時々あり、購入を検討していた
「Voigtländer HYPER WIDE-HELIAR 10mm F5.6 ASPHERICAL E-Mount」を
ヤフオクで比較的安価な中古の出物があったので購入した。
ヤフオクの平均相場価格だったが、専門店の中古相場よりかなり安い。
需要が少ないレンズなので競りあいにならないからだ。

12mmを買ったときにも同じようなことを書いたが、
12mmでも画角が足りないシチュエーションが出て、
結局ヘリアー三兄弟をコンプリートしてしまったのである。
では、15mmと12mmそして10mmの画角の違いを見てみよう。

15mmレンズの対角線画角は110 °、
水平画角(左右の画角) 100 °、垂直画角 (天地の画角)77  °

12mmレンズの対角線画角は121 °、
水平画角(左右の画角) 112 °、垂直画角 (天地の画角)90°

10mmレンズの対角線画角は130 °、
水平画角(左右の画角) 122 °、垂直画角 (天地の画角)100°

10mmの垂直画角は15mmの水平画角と同じか!凄いねぇ・・


【作例】

・12mmと比較
12mm


10mm

正確に違いを比べたいので、立ち位置を変えずに撮影している。

・半逆光でも太陽が画角に入ってくる。
酷いフレアが出ることがあるので・・・



ファインダーを覗きながら、綺麗な光線になるよう構図を決めた


・旧網干銀行、同じ立ち位置から撮影して比較。
15mm


12mm


10mm

立ち位置が同じなら、広く写るだけで建物自体のの遠近感は変わらない。

しかし、立ち位置を前進して10mmで15mmと同じ画角で撮ると・・・

遠近感が誇張され、細長く写る。

10mm、晴れた日に撮影して電線消し加工。


トリミングすると・・・
15mmや12mmに比べてトリミングの面積が小さくなり、画質的に不利になる。


・特に室内はストレスなく広く写せる




・もう一点、12mmと比較
12mm試写の時掲載した写真


10mm

少し引いた位置から写しているので正確な比較にならないが、画角の広さに驚く。そして、建物が無くなって景色が変わったことにも驚く。

・揖保川

上下に要らないものが沢山写っているので、パノラマにトリミング。

・山本家



画角が広過ぎるため寄って撮ると遠近が極端に誇張されるので、少し下がって撮ってトリミングしている。
そうすると、トリミングの面積が小さくなり画質的に不利になる。引きがなく、どうしても10mmが必要という場面以外では使いづらいレンズといえる。
12mmを購入して常用レンズが15mmから12mmにシフトしたが、今回、10mmにシフトすることは無いだろう。
しかし、荷物になるほどのレンズではないので、引きがない時のために常にカメラバックに入れておこうと思う。



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