A2G2Mk2

脱線過多ですが在庫についてとか、アンテナに引っ掛かるガラクタまで、と言いつつ、柴犬となめこの話が多いかも(汗)

一個一個順番に  伴 淳三郎(意味不明)

2010-04-10 14:24:24 | Weblog
4月から店にワガママ言って長野から通勤するという
とんでもない案件を通させていただいて、
その折クルマもCLIのATに
乗り換えてしまいました。
(顛末はもしよろしければ店頭でお聞きください(笑)
月ごとの走行距離がかなり延びる事になりますので、
生活密着型のご提案がより一層深くできるかな、と思っています。

さて、2ドア右AT・どノーマル 外装下の上、機関中の下、
といったたたずまいの新たな相棒ですが
これまでの整備はまあまあではありましたが、
さすがに1往復500km、それが月に4回はありますので
乗り出しノーメンテという訳には行かなそうです。

(画像はエンジンのメインマウント。
 上の小さい画像及び大きい画像3個並びの左が新品、
 右が外した現品(87年製ですから新車装着品の可能性大!)
 中央は経過説明の意味も含めて。つぶれ劣化は私の外したヤツより少ないですが、
 こっちは大きく切れて(左下円周内ゴム部)います。
 この上下関係で装着されていますが、高さ方向にエンジン重量がかかります。
 3個のそれぞれのアルミ軸の位置に注目していただきたいのですが、
 新品のアルミ軸は中心よりも上にありますが、外した現品は中心そのまま
 反転した位置まで下がっています。上下に空洞がありますが、
 コバ工場長曰く、外したヤツくらい劣化していたら
 エンジンが載った時下の空洞は潰れて密着しちゃうだろうね、
 との事。振動を吸収できる訳が無い、というオチです)

ゴルフ2のエンジンマウントは、
前中央(オイルフィルターの横)、
後ろ(右のストラットの内側=これが一応メイン)
ミッションマウント(クーラントリザーブタンクの下あたり)
という3か所です。
今回交換するに当たっての症状としては、エンジンを始動した際に
PやNレンジだとあまり気にならないレベルの振動ですが、
Dに入れてブレーキで止まっているとちょっとがまんならないくらいのレベルでした。
(だからと言って信号待ち毎にNやPに入れるのは、
 AT本体への負担を考えると絶対に無し!です
 D→Nもその逆も、ATに取って一番の緊張ポイントです)

車検班長、なかにしテツ兄貴に今回症状としてどうなのか聞いたところ、
エンジンマウントはもちろん3点同時交換が前提ですが、(理由後述します)
今回伝えた振動の出方からすると取り急ぎの対症療法として、
後ろマウント(メイン)を交換して、改善が無ければ他の2点をやってみる
という順番でもいいんじゃないんですか?との事。
(3点同時交換が前提というのは、劣化したものと同時に使われているものは、
 劣化のひどいものがきちんと衝撃を吸収できない分余計な仕事を強いられて
 負担が増える分劣化が進んでしまう、という事から、
 本来理想は同時交換です。
 私は来店・入出庫の心配無い閉店後セルフ作業なので今回別でやります)

さて、メカ衆がやれば1時間で済むような作業を
2時間(自爆)も掛かって交換したリヤマウント。結果は?
で、まず一点交換終了してエンジンを始動して見ましたが、
振動は大きく減るには減ったのですが、今回交換しなかった
残りの2か所がやはりきちんとした仕事をできていないらしく
交換前の振動を10、新車を0としたら、3くらいまでしか減りませんでした。

さて、時間と部品在庫の都合上、後の2個の交換を後回しにしたいので、
他で振動の減りそうな所をセコく締めたいと思います。
そこで、まずはセオリー通りエンジンオイルとプラグから行ってみます。

オイルは入庫時付いていた記録の上では前回の交換後、
距離は1000kmほどですが、
8カ月ほど経っていましたのでまあこれは無条件交換コース。
案の定、量は問題無いレベルでしたが排出したオイルはシャバシャバ。
まずはこれを当店8v用の標準オイル、FUCHSに交換。
プラグも私見超オススメ、新品効果バツグンの
NGKの純正対応3極プラグに交換。
(レーシングでもイリジウムでも無いですが、
 凄く新品に交換した際の感触がいいです)
この2点を交換したところ、振動レベルは1くらいまで減りました!
今回の車両では、燃焼状態の改善も振動軽減には効果があったようです。
(すべての車両でこういう経過をたどれるかは不明です。
 今回は初期の振動が大きかった分、経過ははっきりしたという事が
 あると思います)

アイドリング時はエンジン自体の振動が回転を上げた時よりも大きいため、
マウントだけに限らず、色々順に試してみると何が効果があったか
対費用面も分かって面白いと思います。

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