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Bunkamura 『ウィーン美術史美術館所蔵 風景画の誕生』

いやぁ、昨日の大雨、やばかった。
一転今日は、快晴とは行きませんが、
それなりの天気。
栃木は酷いことになっていますけどね・・・

今日は今週水曜日からBunkamuraで開催されている
『風景画の誕生』展に行ってきました。

行くまでちょっと誤解していました。
『風景画の誕生』と言うタイトルなので、
当然風景画は展示されているのですが、
その“誕生”なんですね。

と言う事で、16世紀の宗教画の世界から始まります。
宗教画の背景の風景にも意味があるんですね。
まぁ、宗教画って、置いてある物品で描かれている
人物のことを示したり、なんやらかんやら、
暗示がたくさんあるものですが、背景を飾る風景にも、
そういう意味があると言う事でした。
なるほど。

この宗教画の辺りは、同じテーマを描いている
異なる絵画が有るんですが、同じテーマを描いていても、
画家によって全然違いますねぇ。
それはそれで面白い。

そうそう。
ヨハン・ハインリッヒ・シェーンフェルトの《大洪水》
昨日の大雨が大雨だけに、ちょっと・・・。
描かれている光景も、中々リアルな洪水の感じでした。

今回一番興味深かったのは、月歴画。
いわばカレンダーです。
その中でも、レアンドロ・バッサーノの月歴画のシリーズ。
12ヶ月分のうち、9月、10月、12月以外の9ヶ月分が展示されていました。
描かれている内容ですが、その月の農作業などの、
その時期を象徴するような行事。
なるほどねぇと感心するとともに、面白くもありました。

そう言う月歴画は他にも展示されていて、
マルテン・ファン・ファルケンボルフのものも、
1月、4月、7月、11月の作品が展示されていて、
それも中々興味深かったです。

最後のパートの都市景観(ヴェドゥータ)としての
風景画は、みんなが思うようないわゆる風景画。
それはそれで、安心してみることが出来て良かったです。

平日金曜日の午後に行ったので、空いていて良かったです。










名称ウィーン美術史美術館所蔵 風景画の誕生
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/15_wien/
会期2015年9月9日(水)~12月7日(日)
会場Bunkamura ザ・ミュージアム
当日観覧料一般1400円、大学生・高校生1000円、中学生・小学生700円
開館時間10:00~19:00(※入館は閉館時刻の30分まで)
毎週金・土曜日は、10:00~21:00(※入館は閉館時刻の30分まで)
休館日10月5日(月)
巡回展[静岡展]2015年12月19日(土)~2016年3月21日(月・振休) 静岡県立美術館
[久留米展]2016年4月2日(土)~2016年6月12日(日) 石橋美術館(福岡県久留米市)
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