『仁和寺と御室派のみほとけ』に行って来ました。
混むかどうか、判断できなかったのですが、
開場してしばらくたった10:05a.m.の到着。
09:30a.m.開場の場合、開場間もなく到着するのは
大変なのです。
で、混雑具合の方ですが、混んでいませんね。
とは言っても、空いていると言う事でもなく、
適度な客の入りという感じでしょうか。
ただ、この展覧会。
会期の前期期間には、江戸時代以降初めて東京に来ると言う
大阪・葛井寺の国宝の《千手観音菩薩坐像》は、展示され無いんですよねえ。
これが展示されたら、混むかもしれません。
とは言っても、それ以外にも見どころはたくさんありました。
前期の目玉は、国宝の《三十帖冊子》の全帖公開では無いでしょうか。
空海による部分と言うものもあり、中々興味深い経典。
でもどうやって、「この部分は空海」と判断したんでしょう?
まぁ、文字が似ていると言えば似ているんですが、なんとも・・・。
それと、橘逸勢が書いたと言われるところもありました。
でも、こちらは確定ではなく“推定”。
あと興味深かったのは、桜町天皇宸筆の重要文化財《桜町天皇宸翰般若心経》。
江戸時代の天皇なので、“最近(笑)”と言えば最近なんですが、
この最後の署名のところに「大日本國」と書いてあること。
なんか、江戸時代の“日本國”と言う表記、興味深くないですか?
あとは、《方丈記》!
“あの教科書に出てくる”方丈記ですよ。
それのホンモノですよ!
なんか、妙に感動しました。
それと同様に、《延喜式》も展示されていました。
“あの教科書に出てくる”延喜式です!
これも感動。
栄西による《誓願寺建立縁起》も感動もの。
知っている“栄西”の名前が出てくると、これまで博物館や
美術館に来ている甲斐があったと思います。
御室派の関連として、福井県の明通寺の
《降三世明王立像》と《深沙大将立像》。
結構大きい立像なのですが、一木つくりなんですよね。
と言う事は、これほど大きい木があったと言う事ですよね。
平安時代の建立の様ですが、まぁ、そのころならあったか。
あと、《十一面観音菩薩立像》の大阪府の道明寺ですが、
この道明寺、あの和菓子の道明寺につながるお寺なんですね。
妙なところで、感心してしまいました。
そしてそして、通常は非公開の仁和寺の観音堂なのですが、
今回、トーハクで再現されていました。
そのエリアのみ、撮影可だったのでパチリパチリ。
パノラマです。
(クリックで大きな画像が開きます)
仏様たちの並びは、こんな感じ。
(クリックで大きな画像が開きます)
これだと、良く分からないと思うので、普通の写真も。
向かって右側から
雷神が手前にいます。
左側から。
手前に居るのは風神。
そして、仏様たちの並びもパノラマだと細かすぎるので・・・
向かって右側
正面中央
向かって左側
でも、仏様たちにこちらにお越しいただいたと言う事は、
仁和寺の観音堂は、いまは空???
そうそう。
音声ガイドをレンタルしたんですが、
ナビゲーターが、染谷将太さんと阿部寛さん。
お二人とも、映画『空海』に出ているので、
今回のお役目となったようです。
ショップで、仁和寺のお守りとかも売っていたんですが、
それはやっぱり、仁和寺にいって授けてもらうものじゃないかな?
名称 | 仁和寺と御室派のみほとけ ― 天平と真言密教の名宝 ― http://ninnaji2018.com/ |
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会期 | 2018年1月16日(火) ~3月11日(日) |
会場 | 東京国立博物館 平成館 |
当日観覧料 | 一般1600円、大学生1200円、高校生900円、中学生以下無料 |
開館時間 | 9:30~17:00 (ただし、金曜・土曜および11月2日(木)は21:00まで開館) ※入館は、いづれも閉館の30分前まで |
休館日 | 月曜日(ただし2月12日(月・休)は開館、2月13日(火)は休館) |