所謂、無料の工場見学ではなく、有料の工場見学ツアー。
ツアーコースには、二種類あって、
①午前コース:ビジネスクラスの機内食付き
②午後コース:ビジネスクラスのスイーツ付き
の2パターン。
機内食付きだと値段が高いのですが、
折角なので、機内食も食べてみようと言う事で、
ビジネスクラスの機内食付きの午前のコースを
ポチっとしてしまいました。
実は、これまで所謂“ツアー”と言うものには
参加したことが無いのですが、
初めて参加するツアーが、機内食工場見学ツアー(笑)
見学ツアー当日は、午前10時に
ANAスカイホリデーカウンターに集合。
近場をチラッと見て回るだけですが、
一応、ANAスカイホリデー?なんですね。
ここで残念なお知らせ。
機内食と言うものを扱う関係上、
安全性・衛生面には非常に気が使われていて、
見学中の写真撮影は不可!
って言うか、腕時計、スマホ、カメラをはじめ、
財布などの貴重品類まで、見学中は、工場内で
保管されることになっています。
要するに、何も持ち込めない。
厳しいねぇ。
しかも、工場外観は撮影可能ですが、
ブログとかにUPするのは不可と言う謎のルールもありました。
この記事は、そのルールの則って書いていますので、
見学に関する写真が無かったりします。
あしからず。
集合時刻の10:00になっても来ない人がいたんですが、
ずっと待っているわけにもいかないので、そのまま出発。
ツアー申込時に、ケータイの番号を聞かれるのですが、
こういう時に活躍するようです。
もっとも、今日の人には連絡もつかないという最悪のパターンでしたが。
ANAの機内食工場は、ANAケータリングサービスと言う会社。
本社は羽田空港にあるようなのですが、今日見学するのは、
川を挟んで川崎にある、川崎工場です。
ちなみに、成田にも工場があるそうです。
羽田空港からバスに乗り、通常ならば10分程度の距離なのですが、
今日は、渋滞が起きていて、30分くらいかかりました。
このANAケータリングサービスでは、もちろんANAの機内食の他、
エバー航空、エアカナダ、アシアナ航空、ベトナム航空の
機内食も製造しているようです。
工場内、それらの表示がありました。
通常の見学の場合、工場到着後、会社の案内ビデオを見たのちに、
見学に入るのですが、今日は時間が押していたと言う事で、
工場に到着したら、さっそく見学です。
食べ物を作る工場なので、上記に持ち込めないものを記しましたが、
それ以外にも、厳しいんですよね。
まず、現在の健康状態についての申告。
嘔吐・発熱の有無や、ケガの有無、などが申告項目です。
嘔吐や発熱は、病気の関連だからわかるとして、
ケガについては、その部分からの感染症などの懸念があるから。
そういう意味では、上記に記し漏れましたが、指輪もNGです。
指輪のところって、まぁ、言うと何ですがキレイにし難いですからねぇ。
その申告うえで、よくテレビなどで見るような、服装になります。
とは言っても、脱いで着替えるのではなく、着ている服の上から、
重ね着するのですが、①頭にカバー、②①の上から更に首元まで覆うカバー、
③足元の長ズボンの裾を所謂サッカーストッキング止めで止める、
④上から白衣、と言う装備。
これまで、機体整備工場見学には、複数回行ったことがあるんですが、
機体整備工場見学の時には、ヘルメットはかぶりましたが、
着替えまではしなかったですからねぇ。
①~④の装備になって、いよいよ出発。
工場入口で、またも新鮮な体験。
いわゆるコロコロで、先ほど装備した白衣の上からコロコロころころ。
うん、確かにテレビで食品工場を見たとき、こう言う事やっていました。
そしてここで最後の装備、靴の上にオーバーシューズを履きます(?)
それとも、靴にカバーをかけるというべきかな?
そして手洗い。
感染症対策の手洗いの仕方ですね。
そしてエアシャワー。
これも、テレビで見るやつ。
手洗いはあれですが、初めての体験ばかりで意外に新鮮です。
そしてやっと工場の内部へ潜入です。
本当に、作っている、と言うか、食材をプレートに並べている
直ぐ傍まで行く事が出来ます。
見学者用の見学通路があるのではありません。
これじゃぁ、確かに、ここまでの装備と準備は必要ですね。
洋食厨房はガラス越しの見学でしたが、和食厨房は中に潜入。
魚の焼き物を焼いていました。
温度計を使って、ちゃんと中心温度を計測していました。
次は、ガーベージのフロア。
ごみも、国際線の場合、保税ごみとして処理されるそうです。
保税ごみとして処理しないと、輸入になっちゃいますからね。
そしてその次は保税倉庫。
保税倉庫は、お酒などの在庫品が、天井まで積まれていて、
なんか、コストコ見たいです。
機内販売の準備もここでするそうです。
ここでTIPS。
お酒の瓶ですが、ガラスに見えますが、実はプラスチック。
空を飛ぶので、重さが気になりますからねぇ。
ミニボトルも、プラスチックでした。
遅れて到着したので、若干押し気味で進行ですが、
見学はここまで。
あとは、最初に集合した会議室に戻って、機内食の試食です。
今日の機内食は、7月の羽田・金浦線のもの。
近距離国際線なので、エコノミーみたいにワントレイでの提供でした。
長距離国際線ビジネスクラスの機内食食べたかったなぁ(笑)
メニューは、
- アペタイザー
サーモントラウトのタルタルと徳島県産花れんこんのピクルス、ポークパテ
- メイン
チキンのソテー ハニーバルサミコソース
- ブレッドロール
カンパーニュ
- 小菓子
ココナッツ&パイナップルカップケーキ
- 飲み物
コーヒーor紅茶
中々、美味でしたよ。
ここでもTIPS。
パンに付いてくるバター類ですが、通常機内では保税バターを使うそうですが、
ここは国内なので、マーガリンで代用です。
マーガリンじゃなくて、保税ではないバターで良かったんですけどね。
一応ね、写真は撮ったんですが、SNSへの掲出NGと言う事なので、
言葉だけでの説明です。
ちなみにANAのHPで検索すると、確かにこの通り。
でも、このメニューは今日までで、
明日からは違うメニューになるようです。
試食のあとは、ちょっとだけ質疑応答タイム。
Q.羽田、成田以外では機内食はどうしている?
A.現地のケータリング会社に依頼している。沖縄なら沖縄、海外なら海外の会社。
逆に、ANACも、エバー航空やエアカナダなどの機内食を請け負っている
Q.機内食の調理は、HIだったが停電の時はどうするのか?
A.この川崎工場は2011年に稼働したが、まだ停電に遭遇した事は無い。
特別な備えは無いが、代替えの調理器具はあるので、機内食が出せないと言う事が
無い様に努めたい。
Q.機内食の価格は?
A.企業秘密(笑)。人手がかかっているので、街中のレストランよりは、高コスト。
なので売価も高値であるとは言える。
Q.ここでは、国内線プレミアムクラスの食事も作っているのか?
A.作っている
こんな感じだったかな?
ANA機内食工場見学はここまで。
いやぁ、面白かったです。
午後のコースも有るようですが、
午後のコースだと、機内食ではなくて、
スイーツの試食になるので、
午前の機内食の試食のコースが良いと思います。
この後は、羽田空港に戻って解散。
で、全然写真が無いので、少しスポッティング。
めっちゃ暑いけどね。
ANAの見学ですが、JALから(苦笑)
ドラえもんジェット。
離陸していっています。
ANAに戻ります。
スターウォーズジェット2連発。
これは、初めて見ました。
飛び立つ上海航空です。
今日は、A/C滑走路は離陸に使っていて、
着陸はB滑走路のようでした。
そういう運用もありなんですね。
と言う事で、B滑走路に侵入してくるJAL機。
それと、これは写真は無いんですが、
A/Cで、同時離陸もやっていました。
最後。
政府専用機。
JALの機体整備工場で、整備を行っているようです。
暑くて熱くて、スポッティングには不向きでした(苦笑)