有楽町のヒューリックホール東京で行われる
『近未来宇宙予測カイギ』に行って来ました。
平日の夜の事だったので、中々まとめる時間がありませんでしたが、
やっとまとまったので、UPします。
ヒューリックホール東京って、
先日の「JAXA Begins New Era」のあった朝日ホールの向かい側。
昔のTOHOシネマズ日劇で、座席とかはそのままに、
ホールとして使われているところです。
開演は19:00ですが、開場は18:00。
開場間もない時刻に到着。
早く来たおかげで、見やすい席をゲットできました。
JAXAのイベントの場合、エントランスホールとかに、
これまでのJAXAの活動を示す展示や、
現在運用している衛星の模型の展示がある事が多いのですが、
今回は、開場から開演まで1時間あるにもかかわらず、
そう言った展示は無し。
うーん、ちょっと残念。
その代わりと言っては何ですが、
このイベントは大塚製薬の協賛があったようで、
リポビタンDのサンプリングがありました。
さて、今回のイベントのスケジュールは以下の感じです。
19:00-19:05 | 前座 星出彰彦 宇宙飛行士 |
19:05-19:15 | オープニング&挨拶 JAXA理事長 山川 宏 氏 文部科学副大臣 永岡 桂子 氏 来賓紹介、祝電披露 |
19:15-19:35 | 基調講演 SNS media&consulting株式会社ファウンダー 堀江 貴文氏 |
19:35-20:10 | パネルディスカッション(1)「きぼう・こうのとりへの挑戦と未来」 【パネリスト】 三菱重工業株式会社バリューチェーン本部バリューチェーン技術部技術グループ長 竹内 芳樹 氏 筑波大学医学医療系教授/筑波大学医学医療系トランスボーダー医学研究センター長 髙橋 智 氏 JAXA有人宇宙技術部門有人宇宙技術センター長/国際宇宙ステーションプログラムマネージャ 筒井 史哉 氏 【モデレーター】 ココリコ 田中 直樹 氏 ナショナル ジオグラフィック日本版 編集長 大塚 茂夫 氏 |
20:10-20:50 | パネルディスカッション(2)「近未来宇宙予測カイギ」 【パネリスト】 SNS media&consulting株式会社ファウンダー 堀江 貴文 氏 株式会社バスキュール 代表取締役/クリエイティブディレクター 朴 正義 氏 JAXA理事/JAXA宇宙飛行士 若田 光一 氏 【モデレーター】 ココリコ 田中 直樹 氏 ラジオDJ/MC サッシャ 氏 |
20:50-20:55 | エンディング |
いやぁ、ホリエモンの存在感、溜まんないですね。
いつもの様に(?)、Tシャツとジャージで登場していましたが、
発する言葉は中々鋭いです。
興味深かったのは、
「いまの宇宙開発は、ちょうど20年30年前の、
インターネット黎明期に近い」という発言。
いまの時代から、その20年30年間を顧みて、
「あの頃はそんな事言っていたよねぇ」と言う
事を思わせるそうです。
なるほどな。
それともう一つ。
「宇宙ビジネスは、インターネットビジネスに構造は似ている」という発言。
インターネットビジネスは、通信レイヤーからアプリケーションレイヤーまで、
いろいろとレイヤーに分かれてサービスが展開されている訳ですが、
宇宙ビジネスも、一番下の物理層としてのロケットビジネスや、
一番上の、宇宙で行われるであろうサービスそのもののアプリケーション層まで、
いろいろとレイヤーに分かれているのだそう。
そのうえで、ホリエモンの会社は、宇宙ビジネスでのボトルネックの、
一番下のレイヤーである輸送手段をビジネスとしてやっているんだそうです。
これも、なるほどな。
パネルディスカッション(2)には、若田宇宙飛行士も出席していたのですが、
ホリエモンの勢いに、推されていました(笑)
まぁ、なんとか挽回しようとはしていましたが、どこまで押し返せたかな?
その他では、サラリーマンと言う同じ立場で言えば、
パネルディスカッション(1)で登場していた三菱重工の人が、
筑波大学の研究者に「実験装置は使いやすかった」と言われて、
嬉しそうにしていたのが、なんとも微笑ましかったです。
嬉しいですよね。
話は、ホリエモンの件に戻りますが、
彼の言う通り、宇宙ビジネスは、宇宙を利用する環境が整えられれば、
いまの人が考える以上に、いろんな物凄い事を考える人が出てくるんでしょうね。
それを、想像力の乏しい今の段階で、色々と悩んでも詮無い事かと。
いやぁ、面白いイベントでした。