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国立西洋美術館 ボルドー展記念講演会 『ボルドーと画家たち』

午前は科博で『生命大躍進展』でしたが、
ランチを挟んだ午後は、国立西洋美術館で
ボルドー展記念講演会を聴講。

記念講演会は4回企画されていて、今日は二回目。
一回目は、失念していた・・・

今日の講演は
講師 陳岡めぐみさん(国立西洋美術館主任研究員)
タイトル 「ボルドーと画家たち」
です。

そもそも、今回のボルドー展自体が、
ボルドーと言う都市そのものに焦点を当てた展示会と言う事で、
内容が結構広範。
今回はそのうち、ボルドーに関連した画家に関する講演です。

ドラクロワだったり、ルドンだったり、ゴヤだったり、
今につながる高名な画家たちも、ボルドーに関連している
と言う事を改めて認識。

今のボルドーのイメージは、“ワイン”に尽きますが、
昔は、ガロンヌ川に面しているという地の利を活かして、
貿易で栄えていた時もあるので、たくさんの人を引きつけたり、
もっと時代を遡れば、パリとサンティアゴ・デ・コンポステーラの
巡礼路の途中に位置するということで、そう言う意味でも栄えた街
だったんですよね。
そういう観点で、芸術も栄えたのかなと。

返す返すも残念なのは、ウジェーヌ・ドラクロワ《ライオン狩り》
これは今回の講演での話ですが、「全体が残っていた時は確かに
『人のライオン狩り』に見えるが、今の残りを見ると、
『ライオンの狩人り』に見える」と。
もちろん冗談ですが、でも確かに描かれている内容の重点が、
移っているようにも見えますね。

あと興味深かったのが、ゴーギャンの名作
『我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか』
も一時、ボルドーにあったということ。
意外なところで、意外な作品とつながりますね

中々興味深い講演でした。
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